「熊本地震は南海トラフ地震の前兆かもしれない」専門家が警告
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いやいや、ほんと、被災地外の人がテレビに釘付けになったりこういう情報を見聞きする価値は、被災地を案じできる事を考えるため、そしてもっとも大事なのは次はわが身と備えるため。南海トラフも首都直下ももはや他人事ではないし、俺たちもいつ死んでもおかしくないという事。
僕の出身は静岡です。「東南海トラフ、東海地震が来るぞ来るぞ」と言われ続けて育ちました。静岡県民の災害に対するマインドと関東の人のマインドは大きく異なるという事を大学に行って初めて知りました。
一言で言えば「死ぬ事を覚悟して生活しているか」です。
例えば津波一つ取っても、地震発生から15分程度で津波が到達すると言われています。それでいて揺れは2分程度続くため、実質10分もありません。つまり東海地震が発生した場合10分以内に逃げなければ「死」です。静岡には三保の松原がある三保半島がありますが、津波によって三保半島が消失する事が予測されています。つまり数万人が死を迎えます。富士山の噴火が誘発され神奈川から静岡への行き来が不可能となる可能性もあります。浜岡原子力発電所の真下に震源地がくるとも言われています。東海道のインフラは東西方向しかないため、物資は輸送されません。すなわち1週間は救援ゼロの状態が続くため、その間生き延びなければなりません。当然食料品は備蓄しています。僕らは他県民の力を頼る事はできません。少なくとも1週間は自分たちだけで生き延びなければいけないのです。
そのため家族で災害が起こった時に話し合いますが、「両親が死んだ場合」「(高校に通っていた)自分が死んだ場合」「兄弟が死んだ場合」「親戚が死んだ場合」を想定して話をしたりします。171はもちろんですが、両親の資産や保険の引継ぎなど。そこまで考えます。
恐らくそこまでいかなくとも、静岡県民はどこかで「死を覚悟して」生活しています。地元の友達の大半が死ぬかもしれない事を覚悟して生活しています。もちろんいつもそんな事を考えて生活しているわけじゃないです。ただ心のどこかで「覚悟」を持っています。
これは高校の友達同士で話し合って共感した事例なんですが、例えば初震を感じた時に何を考えるでしょうか。多くの人は「地震か!?」だと思います。静岡県民は違います。「生か。死か。」です。自分のいる場所から海までの距離と10分以内にどう逃げるべきか、近くに高台はあったか否か、生きられる確率を一瞬で考えます。
この災害意識レベルを日本国民全員が持てば、首都直下地震が起こっても被害を少なくできるのではないでしょうか。
訂正:調べ直したら津波到達時間は2分でした。