自民 生乳取り引き制度の廃止に反対する決議決定
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不当に高くも安くもない、そして適度にお金が世の中を回るといいです。しかし、それを管理するために人が入ると、そこにお金がかかって歪みます。今の時代だからこそ、人を介さずダイレクトに管理する方法が作れそうです。
注目のコメント
廃止すべき、すべきでないのみで議論しても仕方がなさそうです。対案が見えにくいからどうしても現状維持に引きずられやすいですよね。WGではとっても建設的な議論をしているのに。よく考えもせずとりあえず廃止は反対としているようにしかみえないのは残念。
3月31日規制改革会議WG議事録一部抜粋。
「1965年当時とは異なり、生産者数・経産牛頭数は一貫して減少傾向にあり、今は生産枠 というものについてもその生産量実績はマクロとしてはそれを下回る量しか確保できてい ないというのが定例化しております。他方で、一部の意欲ある生産者にとってはその生産 枠が制約となって、経営規模拡張の障害になっているとの指摘が本ワーキングでもございました。・・・
法制定時におきましては、このような数量管理で過当競争・過剰供給のリスクというも のの回避が念頭に置かれていたのですが、昨今の状況を見ると、成長力ある生産者の投資 意欲を抑制して、むしろ供給不足のリスクを助長させる弊害も書かせていただいています。」
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/index.html生乳取引制度は、より良いものを作ろうとする酪農家の創意工夫や自発的な努力を阻害しています。
バターが毎年のように不足したり、欧米では料理に使われるなど活用されているバターミルクが棄てられたりするなど、この制度が歪んだインセンティブ構造を作り出しているのは明らかです。
生産者団体やその利益を代表する国会議員は自らの権益のためにこのような主張をするでしょうが、曲がりなりにも攻めの農政を標榜するのであれば、政府は規制改革会議の意見書に基づき当制度を粛々と廃止すべきです。今の制度が果たしてきた役割の重要さもよく分かりますが、現代は自由度の高いビジネスの方がサービスや商品自体のクオリティが高いですからね。
ましてや国内のこの産業は風前の灯火のような状態だと思いますから、既存のものを壊して前に進むことには大賛成ですね。