【出口×伊東】理想のリーダーは、自分を”無”にできる人
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とあるアンケートで「リーダーに必要な要素は?」の質問について、日本でトップは「指導力」(54.1%)だったんですが、アメリカでは「倫理観」(63.4%)でした。普通に考えると、リーダーというのは指導力があるのは当然、持っていて当たり前なんですが、日本では逆説的に指導力がなくてもリーダーになれる、ということを示唆しています。
西郷隆盛が部下から好かれていた理由が、この記事を読んで何となく分かる気がしました。出口治明氏・伊東潤氏の対談第3回目では、いよいよお二人の「リーダー論」が語られます。
歴史に学ぶことで、私たちはどのようなリーダーシップを発揮できるのか。
そして、話題は現在の日本社会へ。マクロに捉えた時、現代社会で求められるリーダーとはいかなる人物なのかが、語られます。
ぜひご一読ください。明治新政府が「江戸幕府の遺産をうまく乗っ取っちゃった」というのは半藤一利さんの著作などを読んでいても非常に感じるところです。江戸末期の幕臣は開明的な人が多い印象。
明治維新は「革命」という側面以上に、薩長と幕府の権力闘争、並びに勝者の中での内ゲバという意味合いの方がより大きかったのかなと感じます。中国の王朝交代も然りですが、正史は勝者によって書かれるものですからね。勝てば官軍。
「日本はいまだに新しいグランドデザインを描けていない」との指摘がありますが、そうした人物が台頭するには今の日本は全く負けきっていないのでしょう。なんだかんだ不平を言ったところで快適だし。黒船も来なければ、打ちこわしだって起きていない。それはとても幸せなことなのだとも思います。