USJ、うつぶせジェットコースターに客殺到…破綻から十年、なぜ必ず楽しめる施設に変貌
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数年前から一貫してる森岡さんの戦略。着々と実行が進み、何より結果を積み上げ続けてる。数年前に言っていたことが現実化され、結果になっているのがすごい。また、大量の資金を投入する企画だけでなく、資金はほとんど使わずアイディアや発想の転換をだけでこなす企画。そして、エンターテイメントに必須のニュースを作り続けている。
発想も実行も凄いが、「ここまでは取れるだろう」というギリギリまで収益予測を立てる腹の括り方が一番凄い。アトラクションのテーマ設定ばかりが語られますが一番貢献したのはゲストからのお金の取り方(客単価向上)を変えたこと。当然ながら売上高=客数×客単価ですので、集客を上げるだけではただの倍数にしかならない。魅力あるアトラクションを複数用意し、それを優先的に乗れるエクスプレスパスをパックにして売り出すあたりに腹を括ったエゲツなさが出ています。ディズニーのファストパスは無料の代わりに時間内一つまでですがあれは一円も生まない。待ち列対策=長時間ウェイティングへのエクスキューズでしかないのです。
ＵＳＪではメリハリがついていて、初期の種蒔き時期は優しく安くフォロワーを集めておいて、投資して集客した刈り取り期に一気に収穫する。それが今。
ただ、経営者として最初の種蒔き投資をあの先の見えない中した経営陣には恐れ入ります。嫌われないようにジワジワ単価を上げる→投資→集客→単価上げの正のスパイラルがまだ効いているので、どこまで持っていけるか見ものです。我が家も子供たちが大好きなのですが並ぶの嫌なので単価上げに協力させて頂きます！w今月頭に初めてUSJに行きましたが、とても楽しかった。残念ながらフライング・ダイナソーは公開前だったので乗れなかったのですが、次は必ず乗りたいなあ。
USJに行って驚いたのは予想以上に外国人観光客が多かったこと。やはりハリポタを始めに世界的に有名なキャラが使われてる点は外国人にとっても大きな魅力でしょう。ただ残念だったのがスタッフや敷地内施設の英語対応やその他外国語対応があまり充実していなかったこと。もう少し観光客にもフレンドリーな仕組み作り、施設拡充ができれば訪日インバウンドという大きな需要を取り込むことができるはずだと感じました。
