【電通駐在員が寄稿】大学生よ「内定王」を目指すより、留学せよ
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注目のコメント
学生時代に「英語以外の目的」で留学し、本来の目的ではなかったものの、そこで獲得した「英語力」に卒業後助けられている人が周囲にとても多いので、学生の皆さんにぜひ伝えたくて文章にしてみました。英語ができない「だけ」で、社会人になってからチャンスロスするのは勿体無いことです。
(追記)
「留学するだけで英語はできるようにならない」
→100％同意です。ただ自分で勉強するのが苦手な人は、英語を強いられる環境に身をおくことは有効だと思います。100ｍ走は自分でも鍛えられますが、陸上部に入るのと同じです。
「英語目的の留学は無駄」
→これは同意しません。大学時代の留学は費用も時間も「失うものがない」ので、無駄にはなりません。これが本稿の一番の主張です。損しないんだったら、行っとけば？ということです。私の場合は、家で西部警察⇒いいとも⇒ごきげんよう⇒昼のワイドショー・・・で一日終わった日を合算すると、余裕で1年間は捻出できました。活きた英語を身につけたいから留学する、という理由だって構わないと思います。
「NY/LAなど日本人の多いところは避ける」
→1000%同意です。フィルムスクールはこの2都市でないと意味がないのでLAに留学しましたが、 学外でたくさん日本人のお友達ができてしまいました（笑）。特に若い女の子でよろしくないバイトをしている留学生も多いので、自分のムスメが留学したいと言ったら、NY/LAはダメ、ゼッタイ！です。ノースダコタあたりにぶち込みます。日本の大学在学中の欧米への交換留学は、確かに経済的に「お得」ですね。生活費も、他に奨学金を取得していればかなり楽になるのではないでしょうか。特に北米の大学に留学する人のための奨学金は、他の地域へのそれよりも多種存在します。北米への留学希望者は多いので、競争率も高くなりがちですが。
大学によっては、交換留学によって日本の大学の学位と留学先の学位の2つが取得できるものもあり、大いに検討する価値のあるものと思います。
私の場合、大学院時代の交換留学先が韓国でしたので、経済的なお得感は感じなかったですね。
（追記）
西田一平さんがコメントされている通り、どの言語習得でも日常的に周りに日本人がいると日本語で話してしまいますので話せるようになりませんね。
一方で、日本人のコミュニティに入ることは、現地の様々な情報を得られるので貴重です。私は、大学院では一人も日本人がいなかったので日本語を話すことがほとんどなかったのですが、現地の日本人会が開催するイベントなどに時々参加してました。うーん、僕は留学で得る最大のものは英語力、という意見には同意しません。留学後に日本で働くか海外で働くかの違いもしれませんが、英語はツールでしかない。もちろん留学して英語力がついたのは事実だけど、それは土俵に上がるための最低限の必要条件でしかなくて、それよりも研究成果とか、アメリカでの仕事・研究のやり方とか、アメリカ人のマネージの仕方、されかたとか、空気を読むことを気にしない図太さとか、発言が無視されてもいちいち傷つかないメンタルの強さとか、そういうものの方が圧倒的にものを言っているように思います。
