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特集を担当した野村です。今回でシェアリングエコノミー特集は完結です。ご愛読ありがとうございます。

今回は是々非々なテーマであるため、あえて書き手としてはコメントを投稿せず、お読みいだたいた方に価値判断を委ねました。(いつも思うのですが、自分の担当記事へのコメントって難しいですよね…。思うことはたくさんあっても、一方に寄ったことを書けばフェアではなくなったり、言い訳がましくなってしまう。距離の取り方を模索する日々です)

完結しましたので、簡単に振り返りたいと思います。

第一部の「ライドシェア」は、現在進行形で推進派と反対派が意見を戦わせています。いずれの立場にも大義があり、ディベートで解決できるものではありません。あとは世論を味方につけたり、いかに政治の意思決定に入り込むかといった勝負になる気がします。

第二部の「民泊」は、ライドシェアと異なり、すでに推進する方向で決着がついていると判断しました。そこで、民泊市場が今後広がることを前提で、その市場の中で戦う外資系と日系企業を取り上げました。Airbnbが強いのは言うまでもありませんが、個人的には不動産業界が本格参入すると、勢力図が変わるのではないかと思います。

第三部の「モノのシェア」。ここではヤフオクの冷静な分析が印象的でした。確かに経済合理性を考えれば、CよりもBのほうがリソースも豊富で、より早く、安い値段で商品を提供できる。そのため、CtoC市場のスケールには限界があるとの指摘は傾聴に値します。

そして最後は石破大臣のインタビューですが、地方創生相としての立場がありつつ、「それでもなあ…」と迷われている印象を受けました。規制には必ず理由があるわけで、なんでも自由競争にするのは社会的利益に反するとの言葉は正論です。今後は両者の立場を考慮しつつ、国家として何らかの決断を示すことになるでしょう。

コメント欄に「1年後の同様の連載が組まれても面白い」という趣旨の投稿を見かけましたが、この流れはスピードの緩急はあっても、不可逆的に進んでいきます。今後数年間の日本を占うテーマだと思いますので、継続して追いかけていければと思います。
「保険があるからいいじゃないか」というモラルハザードは、日本では生じないと考えます。
しっかり保険に加入していても、人身事故を起こすと加害者本人が被害者のお見舞いに行くのが常識のようになっていますし、保険会社も強く勧めます。

「賠償金が確実に支払われるのだからいいじゃないか」では済まされないメンタリティが日本ではあります。
これが、外国人が日本国内で事故を起こした場合のトラブルの原因になっており、外国人旅行者への車の提供の障害にもなっています。

個人的には、もう少しドライであってもいいと思うのですが・・・。
記事の中身というよりも、NPが政治との距離を詰めていること、政治の場でもGとL理論が語られ、地方経済の基本方針として生産性向上が掲げられている2つの点が非常に印象的なインタビューでした
特集テーマの政治家の大物キーマンに、NP的問題意識でしっかりとインタビューできるということもそうですし、昨日は民主党の細野氏の発言を取り上げた記事に、自民党の平プロが批判し、細野氏ご本人が応戦するというやりとりもありましたが、パブリックかつ多くの人の目がある場で有力政治家が直接やり取りする場なんて未だかつてなかったんだろうな、と思ったりしました
2点目のGとLの話は、政治を動かす方々や官僚の方々の基本的なモノの見方にしっかりと入っていると、あべこべな政策も減っていくように感じますし非常によいな、というように感じます
民泊もライドシェアも、規制を強化するのではなく線引きを明確にするという方向であれば賛成です。一方、地域創生にシェアリング事業が有効かどうか、サービス産業の生産性の向上が重要かどうかは僕にはまだ分かりません。非効率であることが地方らしいとも言えるからです。ただ、地方創生にとっては、やはり第一次産業の活性化が何と言っても重要なのではないかと個人的には思っています。
ごもっともなんだけど、戦略なわけだから、八方よしってのは無理なんだよね。つまり、折り合いを考えているとうまくいかない。ここ数年は円安のハネムーンタイムだったからインバウンドも自然増だったけど、宿泊の問題をなんとかしないとこれから先は頭打ちが待ってるだろうなー。どちらのいうことも正しい。しかし舵を切るのに残された時間は少ない。だから政治家がいる。政治家はファシリテーターである必要はない。
プラットフォーマーの責任は厳格に求められるべきでしょう。
そして、プラットフォーマーのライアビリティを網羅されるような(ライドシェアにおける自動車保険だけでなく様々な損害負担に耐えられるような)
保険があればいいと思います。
それにより、モラルハザードの解消だけでなく、プラットフォーマーの質も市場規律に影響されながら適正化されるのでは。
つまり、きちんとした事業者であれば保険料が安くなるような仕組みです。
イノベーションによる公的プラットフォームの無力化という構造変化に、政治家はどう向き合うかという問題でもある。
シェアリングエコノミーという掴みどころのないテーマの論点を明確にした骨太の連載だったと思います。
野村さん、ありがとうございました。続編も楽しみにしています。
社会への悪影響を防ぐベクトルと、自由競争を促進するベクトルを調整するさじ加減が難しそうですが、行政の腕の見せ所ですね。
「安全を確保する取り組みをしたうえで、やってみようということ」この「やってみよう」というフレーズが出てくるだけ国家戦略特区はじめとした政府の新しい事業機会に対するフレキシブルな姿勢は非常に未来があると感じます!現状を深く理解できた保存版連載でした。ありがとうございました!
この連載について
「フィンテック」「ヘルステック」「エドテック」など、今、テクノロジーの力を使って規制産業を変え、新たなビジネスチャンスを生み出す動きが活発化している。各業界の規制が既得権をもたらし、それゆえ国際競争に遅れをとっているとも言われるなか、果たしてテクノロジーは業界の未来を変えるのか。新興プレーヤーやそれを迎え撃つエスタブリッシュ企業、規制に精通する学識者への取材を通じて、規制産業の行く先を考える。