この連載について
東大、早大、慶大──ハイエンド大学生──の就活に異変が生じている。特A層はすでに外資、ベンチャーなどから内定を獲得。インターンでさらなる社会経験を積みながら、総合商社など本命企業への就職活動に備える。また、リクルーター、新卒人材紹介会社との接触機会が増える一方で、就活ナビサイト離れに拍車がかかる。2年連続で開始時期が変わり、カオスと化したニッポンの就活は、どこに進むのか。その最先端を追う。
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モチベーションエンジニアリングによる組織変革事業、個人向け資格取得・教育事業、人材紹介・派遣事業など、人事関連分野を総合展開。M&Aにより積極的に事業を拡大、今後もさらなる領域拡大を目指す。
時価総額
613 億円
業績
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後半はそんな私なりのマクロな視点を踏まえて、メッセージをさせてもらいました。当然、意識的なものも無意識的なものも含めて、ポジショントークもあると思います。イベント当日は三菱商事の下村さんもいらっしゃって、私がベンチャー推ししないとみんな商社に行っちゃいそうでしたし(笑)
就職活動は、本来ミクロな視点で一人ひとりの個別性に対応すべきものです。全員がこの3つの観点で会社を選ぶなら、みんなメルカリに行った方が良いことになります(笑)当たり前ですが、今回の3つの観点にあてはまらない企業でも、人によっては素晴らしい就職先になりえます。
色々なメッセージを読んだ上で、自分に一番しっくりくる視点で就職活動を進めてほしいと思います。明日以降のイベントレポートとも合わせて読んでもらえると良いかと思います。
また、就職先を選ぶのと同じ、もしくはそれ以上に、就職先でしっかりと働くことが大事です。
例えば、自転車に乗ると「行きたいところに早く着ける」「風が気持ちいい」「景色が開けてきてキレイ」など、沢山の良いことがあります。
ただ、補助輪を外したばかりの練習中には、そのようなことは一つも味わえません。それを味わえるようになるためには、時に転んで膝を擦りむきながら、乗れるようになるまで乗り続けなければいけません。
しかし、その練習中に「自転車に乗るのは、私のやりたいことではない」と判断して、辞めてしまう人も多い。
まずは仕事の面白さを味わえるようになるまでは、腹を括って仕事をすることも大切だと思います。「自分探し」よりも「自分創り」をおすすめします。
「やれることが少ないから仕事がつまらない」のではないか、と。
そこで、若いうちは、「自分探し」じゃなくて「自分創り」をする、キャリアのつくり方も良いのではと提案します。
その詳しい内容に付いては本文をお読みくださいませ!
ちなみにこの手の議論は「ベンチャー」が何を表すのかいつも曖昧なのでもう少し分けて議論した方が良いですね。一方はDeNA、サイバーのようなメガベンチャーを指していて、他方ではスタートアップどベンチャーをイメージしてたりするので。メガはさすがに行き過ぎで、伸び盛りということでスマニュー、メルカリくらいのことをイメージする人も多そう。
また、伸び盛りのラーメン屋チェーンに入るべき、という人は少なそうな感じはするので、基本はIT、ネット系企業、と言い換えたほうが良い気もします
上記の選択の基本にあるのは、最初に圧倒的な成長ができること。
やりたいこと(Will)、やるべきこと(Must)、やれること(Can)の3つのうち、実はやれること(Can)を増やすのが大事というのはその通り。なぜなら、やりたいこと(Will)というのは多かれ少なかれ変わっていくものだから。あと、新卒で入社してから10年も経つと、やれること(Can)でマーケットからは判断されていくようになるので、早くやるべきこと(Must)をしながらやれること(Can)を増やしてやりたいこと(Will)を見つけて、このWill/Can/Mustのサイクルを最初の10年で一回しすることが重要(それによってWillとCanが重なる状態を早く見つけると自分の成長サイクルに入ることができる)。
ちなみに自分はコンサル→(ベンチャー気質の)大企業→ベンチャーときて、直近の選択では①(会社としての)ビジョン>②(組織の中での)仲間>③(チームとしての)仕事(の内容)>④(個人としての)報酬、という優先順位で転職を決めました。でも自分が新卒だったら③が一番重要だったと思うし、今はさらに②が重要性を増しています。何にしても、自分なりの価値基準を持つことが大事ですね。
https://newspicks.com/news/1123153/
僕はやっぱり、大手企業か、ベンチャーか、という二元論は不毛だと思うんですよね。もちろん、大手は大手なりの、ベンチャーはベンチャーなりの傾向と対策はある。けど、大企業の中にもカルチャーがベンチャー的な大企業はあるし、ベンチャーの中にもカルチャーが大企業的なベンチャーはある。
だからこそ僕は「価値観が自分に合っているか?」で選ぶべきだと思っている。やりたいことは常に移ろうが、世の中から求められるスキルも常に移ろう。ブレないのは「自分がどうありたいか?」(ToBe)です。
だからこそ、自分のありたい姿がその会社では実現できそうか?ありたい姿が共通してる先輩はいるか?そういう視点で企業選びをすると後悔が少ないと思います。
後半部分に関して、いくつか天邪鬼なコメント。大企業のほうがベンチャーよりそもそもの金額が大きい。なので、そういう観点では早くから金額規模で大きな仕事を任せられる可能性がある。平均年齢に関しては、国Ⅰ突破すれば早くに年齢が上のメンバーを持たないといけないケースが多い。粗利率に関しては、例えば商社は取引を仲介する場合には粗利率が低い。一方で、金額自体が大きいので、粗利額ではベンチャーより高い場合も少なくない。あと、どんな仕事でも、他の人の協力や先人の努力があってこそ出せる利益であり「自分がこれ全部出したんだぜ!」的なノリは、ほぼ間違いなく足元すくわれる。
どんな事象にも両面ある中で、最後は「エイヤ」で決めて、その環境で出来る限り多くを与えながら得る、そうすれば大体未来は開けてくると思う。
海老原さんが、現在の就活の是非はともかく、「偏差値の高い会社」に入るためのテクニックを教える予備校講師なら、麻野さんは、就活の意義自体はある程度は認めた上で、その中でも「偏差値」だけでなく、「学問の重要性」や「学部選択の重要性」などの「心構え」を語っているような感じでわりかしバランスが良かった会でした。