戦略か実行か。経営は「具体的なこと」ほど難しい
NewsPicks編集部
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先日Picksで話題になった、下記の「営業嫌い」と通じる話だと思う。プロダクトの企画・戦略立案と、実行が分かれていてはダメな時代。「V字回復の経営」などで有名な三枝氏の言葉を借りれば「創って作って売る」を一貫してみる必要がある。
個人的にはそのような時代・仕事のほうが面白いと思う。「戦略はいいけど実行がダメだった」、「戦略がダメだから売れない」、そういった言い訳できず、どれだけの人を巻き込めるか含めて、成果につながったか。ゴールも明確だし、それを色々な人と喜怒哀楽の感情を共有しながら仕事するのは、個人では出来ない仕事で、苦しいときもあっても楽しいことだと思う。
にしても、80年代のプラクティスについて『これはたとえるならば、黒帯の有段者が、柔道をやったことがない人に一本背負いや巴投げをかけるようなものですよ。』と表現されているのは言い得て妙。もちろん細部の実行の際にどう知見を活用するかは、いまだに経験値やノウハウがいるところだろうが、フレームワーク自体が差別化要因でなくなっている(知っているか知らないかは差別化要因だが、特殊な環境でなくても努力すれば情報アクセスができる)のは、肌感覚ともあうところ。
https://newspicks.com/news/1456454戦略と実行が表裏一体であるという話が、1990年代から語られていたというのが正直驚きでした。コンサルに対して思っていたイメージは、分析と戦略立案が中心で、実行の優先順位は低い感じがしていましたから(私が無知なのかもしれませんが…)。
お二方が大活躍されている理由が感じられた対談です。