膨らむ「宇宙ホテル」、試験機打ち上げへ
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2013年にアメリカの民間宇宙企業ビゲロー・エアロスペース社の拡張型居住モジュールを追加するため契約をし、2015年秋の打ち上げを予定していたが、それが少しおくれてリリースできるようになったということか。
下記記事をみるとよりイメージがわくので、ぜひご覧ください。
http://zapzapjp.com/archives/22682165.htmlこれまでロシアの核ミサイルをリユースしたドニエプルで試験機が打ち上げられていたが今度はスペースXのファルコン9でISSにドッキングというのは一歩進んだ印象ですな。確かにビゲローのインフレータブル宇宙ホテルモジュールはNASAが元々開発していた技術。国家予算による先端技術開発は予算がストップした時点で技術継承がストップしがちなのでそれを有望と見た民間スポンサーが引き取るのはリーズナブルな選択肢ですね。ファルコン9のマーリンエンジンシリーズは、TRWに外注されていたアポロ計画の月着陸船用エンジンを、TRWのM&Aにからみチームごとイーロンマスクが引き抜き短期間でそのコピーであるケストレルエンジンをつくり、大型化してマーリンを作った。そういう意味では技術のリユースがうまくいってるしイーロンマスクはラッキーでしたね。
ビゲロー社の拡張モジュールは将来的には2000立方メートルを超える大型のモジュールも計画されているようですが、とりあえずは16立方メートルの試験機を今後2年かけて運用していくとの由。公式ページの画像も見やすいです。
http://bigelowaerospace.com/beam/
しかもこれを打ち上げるのはスペースXのファルコン9。NASAの宇宙開発が良い方向にアウトソースされていることを良く示していますね。