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僕は今でこそ新規事業開発と人事・採用を兼務しているけど、丸5年の社会人人生のうち最初の3年は営業でしたし、営業を経験して心からよかったと思ってます。いま、23歳に戻るとしても間違いなく営業を選ぶ。
その理由は端的に「ビジネスの原点は営業現場にある」からです。ビジネスの原点とは、お金を支払って商品・サービスを購入する顧客(法人・個人問わず)です。
スペックだけでは、顧客の心を動かせません。顧客の心を動かさなくては、商品・サービスは売れません。
商品・サービスを売るために顧客の心を動かすにはストーリーが必要です。どんなストーリーをどのように紡げば、顧客の心が動き、買って頂けるのか。これを最低1〜3年経験し、圧倒的な営業成績を出すこと。このプロセスを通じて顧客のインサイトを持つことができれば、マーケットの心を動かす商品・サービスやビジネスモデルを生み出すことができるようになるはずです。僕はまだまだですが。
何が言いたいかというと、ファーストキャリアとしての営業職はオススメだということ、それを嫌がって敬遠してしまうのはあまりにも人生損してるということです。
何はともあれ、相手の要求を満たしてこそ「プロ」であり、営業の真髄ですから。コンサルも提案機会が多く、営業力の差がプロモーションを左右しますからね。
接待で終電逃したり、携帯電話をトイレに落としたり、ゲーゲートイレで吐いてもお客さんの前ではキリっとして、接待で聞き出した言葉を帰りの電車で酔っ払いながらもメモして社内に展開したり…突然、アメリカ行ったり中国行ったりヨーロッパ行ったり…韓国で客に囲まれて6時間延々とクレームつけられて耐え凌ぎ栄養ドリンク一緒に飲んだこともありました。
突然呼ばれた顧客に囲まれてあれこれ2時間も質問攻めに遭ったりとか…
私の先輩の師匠の名言に「火の無いところに煙を起こす」という言葉があります。営業の仕事の面白さは恐らく誰かにやらされる仕事ではなく、自分から動けるような立場になってから、が本格的に面白いのかもしれません。学生さんから見たら、面倒でしんどい世界かもしれませんが…
投資銀行、コンサル、商社、メディア、スポーツ等々、何の業界であれ、ビジネスを成功させるには、「売る力」が必須です。アイデア、ビジネスプラン、戦略、投資案件、会社ブランドなどなど、もっと言うと自分自身を「売る」ことができて、はじめてビジネスが成り立つので、全ての業種において、積極的に営業に取り組んで欲しいです。
良く、「岡部さんのように、海外スポーツビジネス最前線で活躍するには、何が必要ですか?」と聞かれますが、答えの一つは、「Sell, Sell, Sell」です。どんな状況・組織にあっても「売れる=会社の収入をあげる」人財は、どこの組織でも欲しいものです。
Life is a pitch!
「The art of sales」を極めて、人生楽しんで行きましょう!
もちろん数字で結果が出る厳しさはありますが、むしろ分かりやすいので、数字を扱わない部署で評価を受けるよりいいと思いますけどね。
営業=個人or組織の意思決定を支援する仕事と自分は定義しています。
他人の意思決定に貢献するって、結構すごいことだと思うけどな。。
だから、責任も伴うし、本気で相手と向き合うことが必要になる。
営業が売り込みだから嫌だなって言う人は、真剣にプレゼンテーションをしたことがない人だと思います。
営業こそ創造性が求められる仕事だし、自分がやりたい事を実現するための必須スキル。
0→1をつくる時に必要なのは売り込む力だよ、と大学生には伝えたいです。
ノルマは辛い時あるし、理不尽だなと思うことはたくさんあるけど・・・まとめると、営業は楽しいですよ、ということでした。
営業職=サラリーマンの典型職業というマインドはやめてもらいたい。
営業はプロフェッショナル職であり、仕事の基本を身につけられる。
やる前から嫌がらないでやりましょう!
どの部署に配属されたとしても、顧客に売る事を考えないで仕事するのは問題でしょう。
会社のトップである社長でさえ日々どうやれば売れるか悩みながら営業頑張っているのですから…社員なら当然。(笑)
あと生産管理・製造管理・施工管理とかメーカーの現場にどっぷりのもおすすめ。
どちらも文理問わず。