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NPでの1テーマの論考としては少し長めになってしまいましたたが、4回目まで読んで下さりありがとうございました。
数多く頂いたコメントを読んでの書き手としての感想は、BIは面白いと感じてくれる方は少なくないものの、実際に導入しようとすると財政負担の大きさやその負担の按分、また負担とメリットの費用対効果、等々の問題によって、必ずしも賛同できない、或いは現実味を感じられないと考える方が多かったと受け止めています。

ただそでも私は、財政の問題は国民負担率60%としてとらえると、決して非現実的ではないと考えています。
最後に「 働かざる者食うべからず」に象徴される国民意識の問題を持って来たのも、最終的にわれわれの価値観や正義感が結論を決する天秤になると考えたからです。

この30年間、わが国はじめ多くの国でネオリベ型の経済政策を取って成長を続けて来ました。世界GDPはこの間に6倍になりました。ネオリベ政策のリーダーのアメリカはGDPが3倍になりましたが、アメリカ国民の半数以上は実質所得が向上していません。格差がどんどん拡大し、貧困層も増え続けています。
日本もそれ以外の国も似たような現象が生じており、格差問題は資本主義的民主制の国において共通の深刻な問題になっています。
日本がアメリカとならんで、最も相対的貧困率が高い国になってしまっている現状に対して何らかの思い切った手立てを打つ必要があると、私は考えています。(そうしなければ社会の衰退を通じて、今はまだ勝ち組でいる層も早晩転落するのは必然です)

手立てとしてBIがベストかどうかは、私自身も確信があるわけではあらませんが、思い切った「再分配」政策が必然なことだけは間違いないと思います。
そうした議論の一助になれば幸いです。
興味深いテーマを俯瞰して頂き、筆者の波頭氏に改めて感謝申し上げます。
記事や皆さんのコメントからBIのメリットや問題点を整理できました。
そのうえで、やはり私は日本とBIは親和性が低いと考えます。

日本の公共部門の雇用者数(公務員の数)が労働人口に占める比率は7〜8%と世界屈指の低水準です。
しかも、その3分の2程度は、教育、警察、消防、公衆衛生、自衛隊、裁判所など我々の文明社会の基幹部分に携わっている公務員であり、残りの効率化の対象となるような公務員は100万人、労働力人口の2%程度です。

この100万人をリストラすることで、1億2千万人の全国民が働かずに食えるユートピアが作れるという話はにわかには信じがたい。
また、効率よく一律で手当を分配するということは、疾病、介護、障害、貧困などのハンディキャップを複数同時に抱えている個人あるいは世帯に対しての死刑宣告も同然です。
要介護の独居老人だけでなく、貧困家庭の子どもが難病にかかっても即アウト。
私たちの暮らす日本社会は、こうした人々を切り捨てるという最後の手段に頼らなければ行政の腐敗を止められないほど荒廃してしまったのでしょうか。

繰り返しますが、我が国の公務員数が労働力人口に占める比率は7〜8%と先進国(平均的に15%〜20%)のなかで最低レベルです。
その背景には、米軍の傘の下という特殊な安全保障体制だけでなく、豊富な水資源、人口密度の高さ、国民の公共意識やモラルの高さ、犯罪率の低さ等に依拠するものであり、もっと私たちが誇ってよいものだと思います。
会社においては、財務状態が悪化する前に、先回りして新しいビジネスの仕組みを作る必要がある。

社会においても、格差がこれ以上悪化する前に、生活保護より社会保険、社会保険よりベーシックインカムと、先回りして保護する仕組みを作るべきなんだろうね。
一連の連載、非常に興味深く勉強になりました。BIのメリットや導入にあたる課題と障害、それに対する波頭さんの意見、加えて何より、チワワさんやMarket Watcherさんをはじめとする皆さんのコメント。私から見てかなり価値のあるコメントが多く、そういう意味で、波頭さんの記事以上に、コメントを見てさらに深まるものも多かったです。
まさにこういうのがNewsPicksの価値あるメディアとしての一つの形であり、一つのニュースを複数の専門家により多面的に見る、梅田さんの当初の狙いだよな、なんて思いました。
ありがとうございました!
多くの食物は自動で作られるようになる
BIは、思考実験としてはとてもラディカルなテーマだけに、正直、この四回の連載だけでは消化不良な点も多い。すっきりまとまっていたのは理念の比較だけで、財政に関しては突っ込み不足、社会状況に関しては我田引水の感が強い。是非続編として、BIの賛成論と反対論を併記した連載を期待したい。Pickerからコメント募集してそれに回答する形式でも良いので。

あと、連載において、社会福祉の充実とBIの違いに関する説明は曖昧なまま終わったが、初めにそこの定義と違いを明確にしてから、各論に入った方がよかったと思う。両者がゴッチャに成っていると思われるコメントが散見されたので。

財源対策として支給対象を制限したら、その時点でBIではないですね。金持ちにも貧乏人にも同等に現金給付する事で自己責任を問うのがBIですから。

追記
Mr.チワワさんの一連の試算コメントは、この連載内容を定量的に考えるのにとても助かりました。ありがとうございました。
子ども手当良かったと思うんだけどなあ。
「BIのモデルケースで使われる“食うために必要な金額”が1人当り年間で約100万円であるから」って言いますが、農業をして食べ物を自給自足できる人はまだしも、都市部だと食費にほとんどの収入が消え、家賃が払えないので、結局「働かなかろうが」だと「人間らしい生活」ができないのでは?
チワワさん、波頭さんが今回の試算には公務員リストラは除外しているって前回コメントでおっしゃってましたよ。公務員削減などどうせ無理スジでしょうしね。部署移動で結構。

悩みどころはBIではカバーしきれない弱者を救う手立てが無くなるだろうという事。しかし現状の社会保障制度ではそれ以上に弱者を救えていないと感じるので、今よりは相当マシになるとも見えます。
成熟時代という言葉の裏側にある日本はもう経済成長できないのだという誤った前提が見え隠れします。
BI導入については昨日人口が過大すぎてオペに不備が生じると指摘しましたが、だからといって所得再分配が不要であるわけではありません。
ただ、所得再分配する前提には他の先進国並の経済成長が必要不可欠で、これが日本にだけ不可能であるという理由はありません。
結局経済のパイが膨らまないのに小手先で所得再分配の話を極端にしたBIの話というのは、失礼ながら空理空論で、かつ仮に着手しても実効性に乏しいというのが正直思うところです。