小林よしのり氏の知らないリスクとハザードの違い
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注目のコメント
経済合理性から考えると、自動車保険や火災保険には入るべきではないと思います。
保険金の期待値は保険料を下回るはずだからです。
それでも、いざ起きたら壊滅的なことには保険をかける人が多く、例えば自動車の任意保険に加入しないという選択肢は私にはありません。
おそらく原発への反発の多少というのは、一回あたりのハザードの見積もりが影響する気がします。
ある土地に住めなくなる、あるいはある都市の機能が失われる、という損害を、金銭で測れないほど重大と感じる人は原発に反対する、という気がします。経済学的に言うなら確率と損害全てを比較する必要があります。損害の中には、事故処理だけでなく、土地が使えなくなって遺失する損失、また風評被害も入れる必要があるかもしれません。また、世界全体とする必要はありません。日本独自のリスクが分かるならそれでよいはずです。死者だけというのはリスクの矮小化に繋がります。
更には再稼働にはそれがもたらす便益と費用を考慮すべきですが、費用の中には機会費用、つまり代替物の費用も含みます。エネルギー価格が下がっている今は機会費用は安くなっていますね。