この連載について
東大、早大、慶大──ハイエンド大学生──の就活に異変が生じている。特A層はすでに外資、ベンチャーなどから内定を獲得。インターンでさらなる社会経験を積みながら、総合商社など本命企業への就職活動に備える。また、リクルーター、新卒人材紹介会社との接触機会が増える一方で、就活ナビサイト離れに拍車がかかる。2年連続で開始時期が変わり、カオスと化したニッポンの就活は、どこに進むのか。その最先端を追う。
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体力と精神力が充実した若い時代を準備や下積みやお勉強に費やすのは勿体無いと個人的には思います。何より楽しくないし。
20代前半から試合に出てバッターボックスに立ってバットを振り続けている人と、練習場や外野で時間を費やしている人とでは、30歳になった時に大きな差がつくと思います。
「ただし、この3つはあくまでも私の個人的な考えであり、すべての学生に当てはまるとはまったく思いません。自分の力と可能性に自信があって、最速でリーダーを目指したい人、そのためにはリスクを取ることをいとわない人限定の考えだということを留意してください。」
この「リスク」ということ。100%実力主義であれば、実力がない人がどうなるかは、それ以上に、実力があろうとも、結果が出せない場合にどうなるか、それは当然の帰結が待っている。
果敢に挑戦したい、しかも自分に自信があり、逆境をはねのける自信がある人であれば、たぶん上手くいかなくても折れないので、折れないなら、こういう道を進めば飛び抜けることができるかもしれない。
成功する人は皆、ギブ&ギブです。間違いありません。ギブ&テイクでやっている限り、成功はないと彼らは言うと思います。ましてや、テイク&テイク、自分だけが儲けようとしている人をだれも応援はしてくれませんよね。「してあげたのに」も狭量の証拠だと思います。
しかし、大企業に入って、これで年を取るまで安泰だなんて思っていたら、年を取ってから泣きを見ますので用心してください。
・ファンド案件になっている会社
・社員10人以下のスタートアップ
・「歪み」のある会社
を勧められる理由とは? 是非御読みください。
1959年東大法学部卒業、学生時代秋葉原で部品を買って真空管ラジオを組み立てることもしていたので、なんとなく通産省に入りたく公務員試験を受けた。通産省に入るには厳しい順位だったので、民間に転向しようと就職の先生に相談したところ、大手の募集は終わっている。民間であれば小さいところだと、数社の説明があり、その中に、前年に社名を変えた「ソニー」があった。ラジオやテープレコーダーを作っていることに興味をひかれたが、よい経営者がいるとの先生の言葉で、試験を受け入社した。仕事は頑張った。経営者と直接議論したり、一緒に考える機会があり、やりがいがあった。思い返せば、経営者と直接話ができることが大きなインセンティブであったことになる。
その体験から、後年、子会社の社長などになってからも部下と直接話をすることに努めた。飲み会も含め。
私が学生に就職を薦めるとしたら、経営者と従業員の距離が短い会社を薦めたい。もちろん、経営者の資質も重要であるが、経験不足の学生にとっては、判断が難しいだろう。でも、従業員と距離を置かない経営者は、よい経営者としてよいだろう。
経営者を見分けようということである。
チャンスがある環境は重要だが、チャンスは与えられるものじゃなく自分次第。自分に来た仕事で成果を出さなければ、任せられることは少ない。そのなかで「事業÷人」が大きくなっていく環境、つまり事業が急成長しているか、人が急減少している場合は、より大きい機会が回ってくる確率が高い。
納得できるかというのも重要で、年功序列も実力主義も、納得できるかは人それぞれ。個人的には、小さい組織で、創業者なりの価値観に賛同できるかはこの点を測るのにおすすめ。起業するにはエネルギーが必要で、起業するまでの人生ですごい良い・すごい悪いと思った原体験を持っていることが多いと思う。その原体験に自分が共感でき、その原体験を再現もしくは回避するために会社が運営されてたり制度があれば、納得できる環境である確率が高いと思う(迫氏の場合はマザーハウスがそうだったのではないかと思う)。
"第一に、100%実力主義であること。
第二に、チャンスが豊富であること。
第三に、競争が少ないこと。"
この3つの重要性が高いのはよく分かるが、この3つを兼ね備えているかどうかを見極めるのは実は非常に難しい。大手だからといってこの3つがないわけではないし、ベンチャーだからあるわけではない。
「企業が持つ“歪み”をうまくとらえる戦略を採ったほうが良い」という迫さんのアドバイスは慧眼そのもの。
歪みのある環境だからこそ、身の丈を超えたチャンスが降りてくるのだとか。出来上がった環境ではなく、社員10人以下のスタートアップや、シャープや東芝など明確に「歪み」の存在する会社に飛び込もう、と。
そして"「自己成長」ではなく、「コトの実現」に集中する。そのような「自己成長」を意識しない働き方が、結局は最も人を成長させる"と。
「成長したい」と言ってるヤツは成長しない、とDeNAの南場さんも仰ってましたね。
ただこの道は①急拡大する会社の成長に自分の実力がついていけてないと悲惨なことになる②競争のない世界だからこそ比較対象がおらず自分の市場価値がよくわからなくなるなどの難しさがあるので、誰にでも勧める道でないというのも同意。
ぜひ自分にめちゃくちゃ自信があって、突き抜けたいと思っている学生はこういう道を進んでほしい。