この連載について
今、テレビの世界、特にドラマの世界が大きく変わりつつある。フジテレビ、フールー、日本テレビ、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)などのキーパーソンへの取材を通して、テレビ・動画の制作と流通とビジネスの「次」のかたちを考える。
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関連する企業
Netflix's relatively simple business model involves only one business, its streaming service.
業種
動画配信サービス
時価総額
37.7 兆円
業績
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これまでもテレビ局とネット企業の連携という話は散々持ち上がっているはずですが、結局は中間層で潰えてしまったのではないでしょうか。その点、トップしか決裁できない規模感のプロジェクトの方が、かえってスムーズに進むのではないかと想像します。
本稿でも言及されているように、本当はテレビがネット企業を買収し、自社で開発力を持つのが理想だとは思います。テレビからの送客を通じて存在感のあるネットメディアを作り、メディアコングロマリットの一角に加えるのが一番良いのではないかと。実態としてはデベロッパーに近いテレビ会社も存在するわけですし、投資事業会社としてネットメディアとの連携を模索するのが良いのではないでしょうか。10年前にやっておけばとも感じますが。
過剰なマイクロマネジメントにはマイナス面もありますが、日本の大企業も、トップ肝いりプロジェクトを増やしていいのかもしれません。
テレビから可処分時間を奪う事はないと思うので、ゲームや他のスマホアプリから奪うんだろうな。
ずーーーっと言われてる通信と放送の融合。個人的な感覚としては過去も大きく騒がれたのは二山あったという感覚です
ADSL、FTTHが普及し固定回線のブロードバンド化が進んだころが第一波、ワンセグが始まるころが第二波。ただいずれも全体に伝播はしなかった。そして今回、藤田さんが指摘するように「スマホの普及」というのが最後の大波になりそうな予感は十分します。これは世代ごとのメディアに対する認識の合成値で世間全体が変わっていく感じなので世の中全体を考えると時間はかかりますが、若年層中心にノンテレビ層が大量に発生してるのも事実で、その空白地帯で強いメディアを作ってしまいたいという認識なんでしょうね
スマホ動画プラットフォームが確立された時には、需要と供給側で、それぞれテレビのオールドタイプとニュータイプが存在している世界になるんだろうと想像しました!
というのはメディアにおけるネットの特徴は、無尽蔵か否かという点だと思う。紙媒体(新聞・本・雑誌)は紙という物理的なもので情報を伝えるのでそこで有限になる。テレビ・ラジオも、周波数として限度がある。だからこそ「マスメディア」という言葉通り、情報が有限ゆえに、多くの人に届けるというビジネスの形になったと思う。
ネットは、物理的制約を受けない。だから情報量が無限。つまりカスタマイズが可能だし、カスタマイズは少量の人に届けるということ。それはマスメディアの最大の特徴である、一気に多くの人に届けるという特徴と逆。だから、いまだにスマホアプリの宣伝をテレビでやったりする。
一気に多くの人に届けることができなくなると、「推し」などで一種ブームを作ってきた芸能事務所のビジネスモデルにも影響する。記事とは逆に、自分はそれゆえ事務所の力は弱くなるだろうと思う。そのなかで、ブログをやったりで芸能に強いサイバーのポジションは芸能事務所から見ると良い。