【佐山展生、朝倉祐介、石川康晴】プロ20人が推す「10年後伸びる企業」
今回は、さまざまなキャリアの変遷を経て、各分野でトップに立つプロピッカー(NewsPicks上のニュースを開設する各専門分野の有識者)たちに、今、自身が就活生なら就職したい企業や、企業選びの「軸」について聞いてみた。
大企業を選ぶべきか否か、どういった情報源を信頼すべきかなど、就活生が気になるテーマについて多くのコメントが集まった。
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会社選びは確かに重要ですが、入社後に目の前の仕事を頑張ることの方がどの会社に入るかよりも、はるかに重要だと思います。結局、外部から理解できることには限界がありますし、会社を取り巻く状況も刻一刻と変化します。「正解」の会社を求めるよりも、何が起きても挫けぬように自分の期待値をマネジメントする方がよほど有益ではないでしょうか。
たまに断片的な情報だけを元に「あの会社の社員は優秀」と話す就活生や内定者の方にお会いしますが、はたから見ると少々滑稽です。OBOG訪問もできるのならばやればいいと思いますが、会社の全容を理解している社員などそもそもいないのでは。せいぜい雰囲気を掴む程度でしょう。それもまた、有意義ではありますが。
実際に就職すると、「説明していたこととだいぶ違うやんけ」と感じることが少なからずあるでしょう。まぁそんなもんです。就職先に対して妙に決め打ちのイメージを持って臨むと、5月頃には気分はどん底です。
「おいおい」と思いながらも、目の前の仕事になにかしら面白みを見出し、腐らずに頑張ることが、楽しく社会人生活を送るポイントかと思います。
あんまり期待しすぎず、腐らず。良いときも舞い上がりすぎず、悪いときも落ち込みすぎず。少々思惑と違ったって、別にこの世の終わりではないのですから。
10年後伸びる会社、一番にインテグラルをあげましたが、自社はダメとのことで、伊藤忠になっています。本来大きな商社は、人材、事業基盤共に抜群のポテンシャルを持っていますが、それを生かしきれていないと思います。岡藤さんのような強烈なリーダーシップの元では、爆発する可能性を秘めていると思います。
働いている人の目が輝いている会社を選ぶといいと思います。
「10年後伸びる企業」ですが、リンクアンドモチベーションの出資先の企業の中でもまだアーリーステージで、個社としてだけではなく、ドメインとしての成長が見込まれるフロムスクラッチ(ビッグデータ、AI)、FiNC(ヘルスケア)を代表的事例として紹介させてもらいました。
当然出資している企業(アカツキ、イノベーション、schoo、ネオキャリア、PLAN-B、ラクスル、LiB、リーディングマーク、リッチメディア、リノベる)についてはすべて「10年後伸びる」と思っています。(正確には「一緖に伸ばしていきたい」と思っています。)
ただ、「10年後伸びる企業」など、誰にも分かりません。私も組織人事やキャリアに関わるものとして色々な見方をお伝えしていますが、最終的には、大事なことは「予測」よりも「覚悟」だと思います。
どんな企業に入ったとしても、評論家的に「この会社は伸びるか、伸びないか」と見ているようでは個人のキャリアにとって良い結果は得られません。当事者として「この会社は自分が伸ばす」と思えるような会社が就職活動生の皆さんにとって良い会社なのではないでしょうか。
私にとってはリンクアンドモチベーションはそういう会社で、新卒で入社してからの13年で伸びたと言えるのか、言えないのかは見方によって異なると思いますが、13年間、「この会社は自分が伸ばすんだ」と思って仕事をしてこれたのは私にかけがいのない時間と経験と仲間をもたらしてくれたと感じています。
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