政府、宇宙活動法案を国会に提出 ベンチャー参入拡大を狙う
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やっと成立に向けて動き出しました。アメリカでは1990年代にcommercial space actが成立していますから随分と時間がかかりました。でも法律ができないのは我々民間企業側の動きがまだまだ小さかったというのがありますね。頑張ります。幾分規制よりの内容になっていますが、サブオービタルは規制は事実上されませんし、ワンストップで申請ができるようになるのは良いことです。因みに打ち上げシステムはまだまだ価格競争がないのでスペースXの二番煎じ、三番煎じは必要なんですよ、小野さん。研究者は新しいことにチャレンジすべきでしょうが、莫大なお金がかかります。民間企業はそうやってできた技術を安くして普及させるのが役割でもあるんです。ちなみにロケットエンジンの宇宙以外の応用だとロケットレーシングみたいな航空レースもありだし、大規模火災の消火用の大容量放出システムにも応用可能です。
これは面白い!しかし、ちょっと引っかかるのは、打ち上げ事業が「許可制」とはどういうことだろう?もちろん、たとえば人工密集地に落ちるようなロケットを打ち上げられては危険でたまらん、ということだろうが、無駄な規制で産業の発展が阻害されないことをねがう。
あともう一点。宇宙ビジネスって、ロケットを打ち上げることばかりじゃない。スペースXの二番煎じをしてもしかたない。衛星開発とか、データ利用とか、月や火星やその先を狙うとか、まだアメリカがやっていない分野にも目を向けてほしい。日本の宇宙産業にとって大きなマイルストーンですね。ちなみに世界的には例えば米国では打上げ法やリモセン法に関しては1980年代くらいから段階的に整備されてきていますし、昨年11月には世界で初めて民間(米国市民・米国企業)による宇宙資源探査の法律を制定しました。それ以外にも様々な産業政策がとられてきています。今ある市場だけでなくて、新しい市場や産業を作っていくという動きが世界的に益々強くなってきているのを感じます。日本にも頑張ってほしいですね。