東芝メディカル買収、富士フイルムとキヤノンが優勢=関係者
WSJ Japan
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「最大7,000億円での〜」と、バカ高い買収額がまるで決定してるかのような記事の書き出し。
こんなところからも、リークした関係筋がメインバンク、あるいはその系列の証券会社(FA、フィナンシャルアドバイザー)であることは明らか。
東芝メディカルシステムズの2015年3月期の営業利益は177億円。
有形固定資産と無形固定資産があわせて226億円なので、EBITDAはせいぜい200億円。
つまり、7,000億円の評価はEBITDAの35倍相当です。
上場企業の時価総額はEBITDA倍率で1桁なのが常識。35倍というのは聞いたことがない。
体感的にはビッグマック単品が1,500〜2,000円で売られてるような感じ。
有力候補と目されてる富士フイルムは、メインバンクが東芝と同じところですね。
富士フイルムがLBOスキームを使うとは思えないが、買収資金のかなりの部分はメインバンクからの借り入れが原資となるでしょう。
4,000〜5,000億円が適正とも言われる会社に(他社を介して)7,000億円も出させるというのは、その差額の2,000〜3,000億円を銀行が東芝に対して「追い貸し」するに等しい。
粉飾決算のあげく債務超過も同然の会社に対して追加で貸し出しをするのは勝手だが、事業売却の価格決定を密室での協議や胡散臭いリーク記事で歪めるようなことをせず、堂々と「今さらどうにもならないので、これだけ追い貸しします」と公言してほしい。