「すかいらーく」「マクドナルド」勝敗を分けたもの
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ガストとマックに数年間、通っている身として、個人的な意見を言わせてもらう。
すかいらーくの成功の要因は、客単価を上げたことだ。
増税のタイミングで税抜き表示にしたが、10%程度価格が上がったと思う。また毎月、メニューを変えているので、心理面で価格が上昇したことを気づきにくい。客数を減らさず客単価を上げたことが利益の伸びに直結しているだろう。
マクドナルドは、客単価を上げられない。
メニューは掲示されているし、単価を上げるほどの付加価値を商品につけにくいからだ。単価を上げらない中、客数が減ったため、売上が減少した。そんな中、マクドナルドの挑戦は続いている。新メニューやキャンペーンの提供で、信用回復のための積極的な情報開示が増えた。日経会社情報によると、2016年12月期に約170億円を投じて全体の約6分の1にあたる500~600店を改装し、新型カウンターを導入するそうだ。
http://www.nikkei.com/markets/company/news/news.aspx?scode=2702&type=2&g=DGKKZO9781724028022016TJC000
売上が減少した中で、挑戦しつづければ必然的に利益は減少するだろう。
会社四季報(東洋経済 )を参照してみたが、ほぼ肌感覚に近かった。マクドナルドの今後の展開に期待したい。
以下、会社四季報の一部抜粋。
・(株)すかいらーく
ファミレス最大手。主力業態は『ガスト』。
業績低迷で06年にMBO(Management Buyout:経営陣買収)実施。
14年10月に再上場。既存店が高単価商品中心に好調継続。
再上場関連費用消滅。
・日本マクドナルドホールディングス
外食国内首位級。世界的ハンバーガーチェーン。
異物混入発覚が大打撃。信頼回復に向けた宣伝費、改装費用重い。昨日とあるANAのVIP顧客(ダイヤモンドではなく本当のVIP)に電話したら「いまガスト」と言われ度肝抜かれました。シニアなグレイヘア紳士なんですが・・笑 すかいらーくのイノベーションですね。テクノロジーも長けていて、新聞チラシなどの広告費を二桁%減らしながら、売上を数十億円増やすデジタルシフトで効果を上げたのは、モダンなAIによる100億件を超えるデータからのターゲッティングで女子会、サラリーマンのランチ、子連れ外食やカフェ利用それぞれに合った販促と商品開発が可能になったからです。