[東京 1日 ロイター] - 一般会計総額が過去最大の96兆7218億円となる2016年度予算案は1日、衆院本会議で与党の賛成多数で可決、衆院を通過した。同日中に参院に送付され、憲法の規定で年度内の成立が確実になった。

安倍晋三政権は、今回の予算案に幼児教育の無償化を柱とする子育て支援や介護職員の待遇改善に向けた関連予算を盛り込み、1億総活躍社会の実現を目指したい考え。

本会議に先立つ衆院予算委員会で、首相は「最大の景気対策は予算案を1日も早く成立させることだ」と述べ、予算案の早期成立に理解を求めた。