【女子の就活】「男性が合コン三昧の会社には、行きたくない」

2016/2/29
女性登用が叫ばれるようになったと同時に、ワーキングマザーの苦労も広く知られるようになった今、女子学生たちはどういった就職活動をしているのか。この疑問を解くべく、人気企業の内定を得た女子学生たち会社選びの基準を聞いた。取材を通じて明らかになったのは、彼女ら一人ひとりが、「女子」とひとくくりにできない、各自のキャリア観を持って就職活動していることだった。

試行錯誤して進路を決める

流行のフェールラーベンのリュックサックを引っさげ、さっそうと待ち合わせ場所のカフェに現れた横浜国立大学3年のAさん。ショートカットの髪にサバサバとした話し方が印象的な彼女の就活開始は早い。
本人いわく、3年の夏前まではテニスサークルに所属し、大学生活を満喫していたが、夏ごろから本格的に就職活動に動き始め、今はすでにコンサル会社やサイバーエージェントの内定を持っている。
興味がある業界には、インターンや選考を通して積極的に飛び込み、自らの合う・合わない、の直感に従って志望業界を数回変えた。今は、6月に採用が始まるリクルートジョブズが“本命”だ。
本稿では、Aさんをはじめとする、2016年卒の女子学生4人に「会社選び」の軸をリポートする。