【藤沢×小暮(4)】正義感よりもNPOに必要なものとは
2016/02/25, NewsPicks編集部
イノベーターズ・トーク Part4
【藤沢×小暮(4)】正義感よりもNPOに必要なものとは
2016/2/25
2014年にイタリアでも活動を開始し、今は生活拠点も彼の地に移した小暮氏。イタリアはスローフード発祥の地ということもあり、「『食×ソーシャル』という価値観がすでに共有されているという点で非常にやりやすい」という。
一方、東北支援を続ける藤沢氏にとっても、食をはじめ土地に根ざした観光資源をブランド化することに長けたイタリアには、学ぶべき点があると感じているようだ。「何を参考にしたらいいのでしょう」と問いかける藤沢氏に対し、小暮氏が返した答えはあまりにも意外なものだった。その答えをきっかけに、2人の会話は、NPOの代表として世間から寄せられる期待とプレッシャーにどう対処しているか、という苦労話へと発展する。
東北はイタリアから学べる
小暮:TABLE FOR TWOは2014年半ばからイタリアにも拠点をつくって、生活のベースも移しました。事業の面では、イタリアはもともとスローフードの発祥の地なので「食×ソーシャル」という価値観がすでに共有されているという点で非常にやりやすいですね。
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コメント
注目のコメント
小暮さんとの対談も4日目。NPOに必要なのは、正義感よりも、「プロ意識」と「ゆるさ」という話です。復興の現場に正義感で入ったとすると、「報われなさ」を関じて2-3年で離れる方が多いのです。適切に課題とミッションを設定して丁寧に解いていくという「プロ意識」。東北の食と人を楽しみながら仕事を続ける「ゆるさ」。復興を長くつづけるにも、この二つは必須です。
「感謝されようがされまいが、必要だと思っているからやっています」
これ重要ですね。
それとバーンアウトしないことが大事というのはスポーツの仕事でも一緒ですね。
どれだけ頑張っても薄給で耐えられなくて辞めて行ってしまう人が非常に多い。
まあこれは経営責任によるところが大きいですが。後半のNPOでやっていける人のくだりに共感しました!正義感だけで社会を何とかできるのであれば、もっといい社会になっているはず!雲を掴むようなことでも、一歩ずつミッションを達成していくことが重要だと思います。
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