鴻海傘下入り、２５日に判断＝シャープが臨時取締役会
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＜追記＞11:00AM
ホンハイで決まったようですね。取締役会としての説明と、株主総会を乗り越えられるかが焦点になります。
＜原文＞7:10AM
予想通り、２４日には決まりませんでしたね。ホンハイ案・INCJ案のどちらを選択しようが、取締役会は、株主にとって最善の案を選択したことを説明する必要があります。取締役が、株主ではなく銀行の利益を代弁していたり、自己の再任という利益を代弁していたりする場合は不適切な意思決定であり、株主総会で増資に必要な諸決議が否認されるリスクがあります。たとえば、債権放棄がない案は、銀行には有利ですが、株主には不利です。その辺をどう説明するかが重要です。
シャープはもともと銀行支配下なので株主の利益など関係ないという意見も散見されますが、その場合、過去数年間、銀行が取締役を派遣して実質的に経営してきた責任をどう考えるのかという問題があります。また、仮に銀行が株主の利益を排除したいのであれば民事再生法等、法的整理に移行すれば済む話であり、銀行はそのオプションをいつでも行使できるのです。それが出来ないのは、経営責任があるからに外なりません。
いずれにしても、シャープの取締役構成では、コーポレートガバナンスは全く機能しておらず、株主利益を損なう決定をした場合、将来的な株主代表訴訟のリスクは拭えません。
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