資本構成と創業者間契約の注意点って何ですか?
コメント
注目のコメント
気がつけば連載も第12回です。「資本政策」と「事業の成長とメンバーの変化のギャップ」は、学生に関わらず、本当にベンチャーを悩ませる"あるある"だと思います。
資本政策については、"べき"、"べからず"があり、ある程度は受験テクニック的に対応可能だと思います。
一方で、イケてる事業であればあるほど事業は、自らの意思を持ったかのように急成長します。しかし、事業の成長と創業者をはじめとしたメンバーとのギャップが生まれてしまうことへの万能の処方箋はありません。メンバー個人の想いの変化もあれば、創業当初の握りからの翻意、事業の成長スピードに個人の成長のスピードが追いつかないなどといったこともあります。
対処方としては、その企業、企業ごとの価値観、文化、スタイルなど、大切にしているものによって違ってくると思います。
資本政策もそうなのですが、共通して大事なことがあるとすれば、自分達が大切にしているものに照らし合せて、"フェア"だと自信をもって、当事者、周囲で対応を見ているステークホルダーに、説明できるようなことをすべきということでしょうか。僕たちはその発想すらなかったので何も結んでないですが、周りを見ると、驚くほど、創業者間の株で揉めている事例が多いので、「性善説ベースで夢を語り、性悪説ベースで制度を設計する」という考え方に賛同します。ただ、創業当時の事を思い浮かべても、どのように設計すれば良いか、知識も勘所もないため、必ず信頼できる利害関係者のない人に入ってもらった方が良いですね。そういう人と出会うのもまた難しいのですが。