【堀江貴文】東大生と慶大生を一緒にするな
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普通に就職して、なんかおかしいな~と思って人生の舵を切りなおした頃に、堀江さんの話を聞いた。同期でも、個人の座標軸に真直ぐ生きている人がいるんだなと。そして、振り返って、自分が如何に社会の評価軸だけしか考えていなかったのかを。まあ、人生はいつから再スタートを切ってもよいと思い、今の道を生きることに致しました。
注目のコメント
ライブドア時代バイトの学生に内定だしてくれと言われて、だって君もう入社してるようなもんじゃん、そんなのいらないでしょって言ったらどうしても学校側から求められてるといわれてすったもんだしたことがあった。就活というアホらしい作業はあれから10年以上たったいまも続いてる。
■なぜ初任給が横並びなのか?
「だいたい僕は、東大時代からプログラミングのバイトを始めていて、月に何十万円か稼いでいたから、就活するやつの意味がわからなかった」
⇒これは本当に仰る通りだと思う。DeNAさんあたり、エンジニアについては新卒でもスキル高ければガンガン高いオファー出してますよね。良い傾向です。
■日本の大学教育は即戦力にならない?
「僕は、たとえば、理工学部で素粒子の研究をしていた人とかが、商社や銀行のような全然分野が違う会社を受けたりするのもわからない。
その専攻が好きじゃなかったならまだしも、学んできたことを生かせてないし、なぜ、好きなことを自分でやらないんだろうと思っちゃう。」
⇒これは明確に「違う」と思う。「日本の学校教育」誕生の歴史をたどり、要するに軍隊養成システムでしかない、というのは本当にその通りなんだけど、こと「就職活動」のシステムに関しては違っていて、戦後高度経済成長に伴い日本独自に発展したものです。
「大学の専攻で将来の職業を決めろ」というのは「高3までに将来の職業を決めろ」と言っているに等しく、それって結構酷な話です。ぼくは高3の時に公務員になりたい!と思って法学部に入り、一生懸命勉強しましたが、公務員は違うなと思い、かつ法律を扱う仕事も違うなと思い、法律の知識なんてほとんど使わない今の仕事に就きましたが本当に良かったと思っています。
日本は、大学の専攻=専門性を活かした就職をしようと思えばできるが、必ずしもそれに縛られずに将来の進路を選択できるきわめて職業選択の自由度の高い優れた社会システムを持ってるんです。
ただ、あまりにも選択肢が広すぎるがゆえに起こる「選択のパラドクス」が起きてしまっていること、「終身雇用という幻想」によって新卒で入る会社で一生が決まってしまうのでは?という誤解、そして「新卒一括採用」=新卒でしか人を採用していない会社が多すぎるあまり「ベンチャーならいつでも行けるが大手には新卒でしか行けない。だから新卒では大手に行きなさい」という意味不明なアドバイスが成立してしまう、などオカシイ部分はたくさんあるので、それはぜんぶ変えてしまいたいなと。堀江さんはいつもの最大合理的な考え方ですね。
これは理想として理解できます。軸にブレがない(笑
日本の学生は東大生だろうが、どこの大学だろうが大学での勉強量が海外に比べて非常に少ない。特に考える授業を受けてないから子供のままなんですよ。
頭の回転速度って意味ではポテンシャルは高くても、自ら考える機会を高校時代の受験勉強でスポイルされていて、その上大学はみんな勉強しないのが普通だから、どうしても流される。欧米の学生は高校時代から考える時間がある上に、大学は必死で考えないと卒業もできない。アジアの場合は高校までは日本に似ているけど、同じように大学は必死で考えないと卒業できない。
結果的に、国全体がこのせいでものすごくロスをしてる。
学生の問題じゃないんですよ。教育制度と一流企業に入ったもん勝ちっていう思い込みのせい。高度成長期の頃は入ったもん勝ちは正しかったと思います。一流企業で一生懸命やってればその中で下の方でも、中小企業で上位になるより豊かになれましたからね。
だから学生の意識を変えるしかないのです。でも流石にこれだけの情報がある中で学生も頭のいいやつはもう自分の将来を考えてます。だから就職においてはうちみたいなベンチャーでも東大生が35人も入ってくる。こんなことは昔はありえなかった。意識が成長しなきゃやばいって方向に向かってるんです。
あとは、高校受験、大学の5,6年の考えない時間をなくすことが重要だと思います。そのためにはディプロマ・ポリシーでの卒業要件を大幅に厳しくしていくことが大事だと思います。こればかりは企業側から相当強く要望しなければ変化はありえません。卒業要件が厳しい大学もしくは学部を最優先して採用する方向を示せばいいと思う。