この連載について
東大、早大、慶大──ハイエンド大学生──の就活に異変が生じている。特A層はすでに外資、ベンチャーなどから内定を獲得。インターンでさらなる社会経験を積みながら、総合商社など本命企業への就職活動に備える。また、リクルーター、新卒人材紹介会社との接触機会が増える一方で、就活ナビサイト離れに拍車がかかる。2年連続で開始時期が変わり、カオスと化したニッポンの就活は、どこに進むのか。その最先端を追う。
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「だいたい僕は、東大時代からプログラミングのバイトを始めていて、月に何十万円か稼いでいたから、就活するやつの意味がわからなかった」
⇒これは本当に仰る通りだと思う。DeNAさんあたり、エンジニアについては新卒でもスキル高ければガンガン高いオファー出してますよね。良い傾向です。
■日本の大学教育は即戦力にならない?
「僕は、たとえば、理工学部で素粒子の研究をしていた人とかが、商社や銀行のような全然分野が違う会社を受けたりするのもわからない。
その専攻が好きじゃなかったならまだしも、学んできたことを生かせてないし、なぜ、好きなことを自分でやらないんだろうと思っちゃう。」
⇒これは明確に「違う」と思う。「日本の学校教育」誕生の歴史をたどり、要するに軍隊養成システムでしかない、というのは本当にその通りなんだけど、こと「就職活動」のシステムに関しては違っていて、戦後高度経済成長に伴い日本独自に発展したものです。
「大学の専攻で将来の職業を決めろ」というのは「高3までに将来の職業を決めろ」と言っているに等しく、それって結構酷な話です。ぼくは高3の時に公務員になりたい!と思って法学部に入り、一生懸命勉強しましたが、公務員は違うなと思い、かつ法律を扱う仕事も違うなと思い、法律の知識なんてほとんど使わない今の仕事に就きましたが本当に良かったと思っています。
日本は、大学の専攻=専門性を活かした就職をしようと思えばできるが、必ずしもそれに縛られずに将来の進路を選択できるきわめて職業選択の自由度の高い優れた社会システムを持ってるんです。
ただ、あまりにも選択肢が広すぎるがゆえに起こる「選択のパラドクス」が起きてしまっていること、「終身雇用という幻想」によって新卒で入る会社で一生が決まってしまうのでは?という誤解、そして「新卒一括採用」=新卒でしか人を採用していない会社が多すぎるあまり「ベンチャーならいつでも行けるが大手には新卒でしか行けない。だから新卒では大手に行きなさい」という意味不明なアドバイスが成立してしまう、などオカシイ部分はたくさんあるので、それはぜんぶ変えてしまいたいなと。
これは理想として理解できます。軸にブレがない(笑
日本の学生は東大生だろうが、どこの大学だろうが大学での勉強量が海外に比べて非常に少ない。特に考える授業を受けてないから子供のままなんですよ。
頭の回転速度って意味ではポテンシャルは高くても、自ら考える機会を高校時代の受験勉強でスポイルされていて、その上大学はみんな勉強しないのが普通だから、どうしても流される。欧米の学生は高校時代から考える時間がある上に、大学は必死で考えないと卒業もできない。アジアの場合は高校までは日本に似ているけど、同じように大学は必死で考えないと卒業できない。
結果的に、国全体がこのせいでものすごくロスをしてる。
学生の問題じゃないんですよ。教育制度と一流企業に入ったもん勝ちっていう思い込みのせい。高度成長期の頃は入ったもん勝ちは正しかったと思います。一流企業で一生懸命やってればその中で下の方でも、中小企業で上位になるより豊かになれましたからね。
だから学生の意識を変えるしかないのです。でも流石にこれだけの情報がある中で学生も頭のいいやつはもう自分の将来を考えてます。だから就職においてはうちみたいなベンチャーでも東大生が35人も入ってくる。こんなことは昔はありえなかった。意識が成長しなきゃやばいって方向に向かってるんです。
あとは、高校受験、大学の5,6年の考えない時間をなくすことが重要だと思います。そのためにはディプロマ・ポリシーでの卒業要件を大幅に厳しくしていくことが大事だと思います。こればかりは企業側から相当強く要望しなければ変化はありえません。卒業要件が厳しい大学もしくは学部を最優先して採用する方向を示せばいいと思う。
就活生の皆様は既に内定を獲得し、進路を決めた方を除いて、今、大変に不安な時期を過ごされていると思います。やりたいことがよく分からず、とりあえず、みんなが行きたがる企業や有名企業を受けられている方も多いと思います。
そんな方に、「東大生は自分には本当にやりたいことがあっても、そんなの夢のまた夢だと思っているんじゃないの? 本当はほかにやりたいことがあるんじゃないの? と、問いたい」という堀江さんのメッセージは、貴重だと思います。
ホリエモンさん曰く、就活する東大生は愚かで(ここで東大生は爆死)、その理由が慶応以下の卒業生と同じ試験受けるのがバカらしいからと言い放つ(ここまでで日本の大学生は全滅)。
そして、アメリカで大学と違って、東大は金積んでも入れないのだと喝破(海外大学も生き残れず)。
私は興味深く読めたが、就活生からの共感は望むべくもないでしょう。
まだコメント欄を見てないけど。
確かに私のいた日本IBMでも東大卒はいましたが、文系出身者は皆と同じことをやらされていましたね。
その後、少しづつ同化していって、五年後くらいには同じようなレベルになっていたような気がします。
日本IBMでは東大出だからといって、実績を残さなければ出世させてもらえなかったので、ほとんど東大を出た意味はなくなっていました。
要は、若い時の時間は二度と取り戻せないということです。
日本の企業は、「修業」のような感じで何年か雑用同然のことをさせますが、その間に失われた時間は、年を取ってからでは取り戻せません。
二十台でないと、吸収できないことがあるからです。
何がしかの者になりたいなら、迷わずベンチャーに行くか、自ら起業すべきです。
うちも東大含むハイエンド新卒の採用実績があります。現場は20代30代中心の組織です。
上は東大卒大手証券役員経験者ベテランもいてガバナンスも効いてます。
さて自分の頭で考えれば分かりますが、いまの時代の日本の大企業は人員構成が逆ピラミッドで若手中堅は出世難しい上に、高学歴であまりに野心がある学生は落とします。
だって入社後に大企業を見切って起業したり辞めるに決まってるから。国内サラリーマンの保身上、そんな奴は採らないですね。それに下に抜かされたくないから。
だから「優秀過ぎて大企業落ちた肉食系のあなた」「大企業の内定貰ったから自意識満たされて満足したあなた」は、その時点からが人生本番、ヘッジファンドダイレクト株式会社に連絡を(^ ^)
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** NP運営の方へ
生のベンチャーの情報として学生に有益と思い情報を出しましたが、後半部分が宣伝的でNGでしたら直ぐに消すので、その時にはご一報下さい。
追記:
私は堀江さんと意見が違って、東大卒を別格と全く思わない。偏差値で切ると70の東大と65のハイエンド大学に大きな差があるように見えるが、それは敢えて小さい差異を無理やり拡大して選別する社会システムの一指標に過ぎない。ビジネスマンとしての成功に一番相関性が高いのは、真面目さと向上心だ。短期的には運も大事だが、長期スパンで見ると、真面目な奴が最後に勝っているのが現実だ。進学就職、これ通過点なり。
本当に力がある人はそうすればよいかと思うのと、本当は力はあるのに、売り手市場に甘んじて安易な道に行きそうな学生へのメッセージということでしょうかね
昨日、売り手市場であることが、企業側に若手活躍の場を与える方向に変わるといいな、と書いたがそういう側面もあるし一部のいい意味で意識高い人は目一杯チャレンジする場が与えられることになると思う一方、上記のように甘んじてしまう人も増えるんだろうな、という気はします
「なんのため?」を自分にいかに問うかです。
就職活動の多くは、
「就職のため」ではないでしょうか。
ゴールが就職なのです
就職活動がうまくいかないというのは、
ゴールが就職であることが採用側に伝わってしまったり、
就職と自分の人生を別物として、切り分けて、就職のために、自分のこれまでの人生を使おうとしているから、解離が出てしまっているのが採用側に伝わっているのでしょう。
いまの就職活動はある意味ゲーム的な要素もあるので、それを攻略して「就職のため」でも内定が取れ就職できることもあります
けれども、働きだすとわかります、「就職のため」というのが。
そういう人が、たとえ東大や早慶であっても、使えないと感じたことがある人はいるのではないでしょうか。
医療系でもたまにいます。
頭が良かったから、給料がいいから、医師になった人
医師は無理だったから、安定してるから、看護師になった人
資格のため、は就職のためと同じで、ゴールが資格をとることなので、働き始めてからの自発性が乏しいことが多いわけです。
「やりたいことのため」、これが就職の本質ではないでしょうか。
なんのため、がはっきりしていれば、就職は手段でしかないわけです。
恩師に救われた経験や、恩師がいなかったから苦しかった経験、だから人には恩師の存在が必要だろうと、教師になる
お笑い番組を見て人生のどん底を救われた、今のお笑いがつまらない、だから面白いお笑い番組が必要だろうと、TV局のプロデューサーになる、お笑い芸人になる
本当にやりたいことがあれば、就職は手段なので、教えたければ、教師でなくても、塾でも、作家でも、ブロガーでも、アプリを通してでも、
やり方は無限にあるわけです。
なんのためがはっきりしているのは、それまでの自分の人生に向き合って、そこからやりたいことが出ているからです。
そういう人たちは就職活動に苦労することは少ないでしょう。
たとえ、内定が取れなくても、何度も挑戦したり、違う道を探したり、自分で創っていったりするわけです。
就職活動の前に、自分の「なんのため」に向き合ってみることです
難しければ最初は「就職のため」でもいいでしょう。
働きだしてから「なんのため」に向き合い、いまの人生を活かしていくかではないでしょうか。