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丸井、「脱ヤングファッション」でどこへ行く?

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    フロンティア・マネジメント株式会社 企業価値戦略部長 兼 産業調査部 シニアアナリスト

    これまで来た道を戻っていくのだと思います。
    まず、丸井は日本百貨店協会に加盟していません。百貨店ではないのです。
    その出自は「月賦百貨店」と呼ばれた庶民向け割賦販売店。同じように月賦百貨店として戦後に成長した企業の多くが現在はクレジットカード会社になってます。

    丸井は60年代にクレジットカード発行を始めて、80年代にカードキャッシングも開始。これが収益の柱に育ちます。
    さらに80年代の丸井は、バブル景気と同時に起こったDCブランドブーム(JUNやBIGI等)の立役者として、「ヤングファッション」と「赤いカード(によるキャッシング収入)」の二刀流で全盛期を迎えます。

    丸井のキャッシング事業(個人向け無担保ローン)の特徴は2つあって、まず第1に、利用者の大半が20代以下なのに、貸倒率がキャッシング専業(アコム等)よりも格段に低いこと。いざとなれば親が払うからです。
    第2に、店員がその場でカード発行するので、会員獲得費用が抑えられること。
    圧倒的な収益力を誇った金融事業は長らく小売事業を超える利益を稼ぎ続けました。
    そう。丸井の本来のコアコンピタンスは金融なんです。

    しかしその後は、貸金業のグレーゾーン金利の廃止と過払い利息の返還による負担で、丸井のキャッシング事業は壊滅的な打撃を受けます(記事中の図表が示す2007年はドン底の時期)。
    また、DCブランドの成功体験から抜けられず、ファッション偏重の売場展開が完全に行き詰まりました。

    そこから立ち直るために進めたのが、⑴金融事業の柱をキャッシングから「リボ払い」へ転換することと、⑵脱アパレル(雑貨の強化)と一部店舗のSC化です。
    金融事業の中身がリボ払い販売に変わっても、「低い与信コスト」と「店舗での会員獲得」という競争優位を残しているがゆえの復活劇だと思います。


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    コーポレイトディレクション Managing Director

    収益構造の転換を表すなかなか衝撃的な円グラフ。不動産&金融業になるという歴史ある百貨店には頭でわかっていても決断できない方向に大胆に舵を切れるのが丸井の強さですかね
    渋谷のModiものぞきましたが下のファッション階はあまり変わった感はなかったですがHMVなどは頑張ってる感じはありました
    【追記】
    ミスターミニット迫さんがネガティブな意見で面白い。せっかくなので議論のためにもう少し書いてみると迫さんはコアコンピタンスが消失すると言っていて、確かに小売業としてみればその可能性は否定できないが、不動産業といいながら重要なのはPMとしての力でありプレイヤーによって優劣がつく機能であり、そのレイヤーでコアコンピタンスを確立することは十分にありえるし、集客力のある館をプロデュースする力があれば金融事業に繋げることができ、そこでの購買データをもとにさらにPM力を高めるというのは十分あり得るシナリオと個人的には思います。この辺はチワワさんの意見も聞きたいところ
    【追記2】
    迫さんが消えてる、、まあお立場もあるでしょうから仕方ないですかね。完全に追記が宙に浮いてしまった。チワワさんもさすが。ありがとございます


  • 慶應義塾大学 准教授 (SFC/総合政策)

    追記
    チワワさんのコメントで勉強させて頂きました。(^^)

    原文
    逆に言えば、丸井のブランドがそれだけ競争力を失っているということでもあるかと思います。遺された資産である、不動産の立地、場所とハコを最大限に生かそうとするとき、それは自社でやるよりも、SC型でブランド力のある企業群を生かしたほうが、総体として強みが高まるという理解なのでしょう。

     カード事業で、というのも、自社の顧客特性をよく見抜いている良手と思う。というかそもそも昔からマルイはそれが強い。
     会員数に対してカード事業収益がこれほどまでに高いのは、それだけリボ払いや分割払いが多い証拠と考える。お金持ち層よりも、ファッションに興味があり、現金がないにもかかわらず買ってしまうそうに対する強いアクセスが、場所柄、商材柄ある。それを最大限に生かした販促活動を展開できていると言えるだろう。

     極めて現実的で、計算されており、美しいと感じる。もちろん強者であれば、自社のブランド力や商品力で戦えるが、それが難しいと、逆に割り切り、堅実で硬い方向性を堅持するのは、経営として間違っていない。むしろ、さすがと感じる次第。


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