アングル:アマゾン、ウーバー方式で一般ドライバーに配送委託
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なるほど。ジェレミー・リフキンが、コミュニケーション、エネルギー、そして輸送は限界費用がゼロになっていくと言っている。輸送の限界費用ゼロでは、共同輸送ネットワークが出来ていくとあった。確かに近隣住まいの人々の車や時間を使って輸送することで、現在のコスト高のラストワンマイルを劇的に改善できるのかもしれない。
注目のコメント
相対的に高コストとなる「ラスト(ワン)マイル」の輸送コスト引き下げの試みとしてウーバー方式を採用するのは一つの試みとしてありかもしれません。難点はウーバーを見ている限りでは訴訟関連コストが膨らむ可能性が高いことでしょうか。両者のコストの綱引きが長期的に見合うものであれば、というところですね。
ドローンの前に一般ドライバーの空き時間をアマゾンは調達すると、以前コメントさせて頂きましたが、やはり展開してきました。アメリカで展開するとの事。
https://newspicks.com/news/1242808?ref=user_142207
日本では現在都内の一部を対象に一時間以内配送サービス「アマゾンプライムナウ」を展開しています。もし日本でも一般ドライバーにラストマイルを委託する事になれば、アマゾンは比較的小さい倉庫を用意するだけで、全国で即時配達サービスを展開できますね。
・プライムナウ詳細
http://buzz-plus.com/article/2015/11/20/amazon-prime-now/
http://ascii.jp/elem/000/001/080/1080758/
日本で個人宅配をする場合は現状「貨物軽自動車運送事業の届け出」が必要になると思いますが、個人的には人を運ぶウーバードライバーよりも、比較的リスクがない荷物を運ぶアマゾンドライバーの方が日本では拡がるよう気がします。
(荷物破損や紛失が起きた時、アマゾンがどこまでドライバーに補償するのかしないのかは気になるところです)最近はもう「シェアリング・エコノミー」とは言わず、「オンデマンド・サービス」とよびます。この方式の画期的なところは、ITのアシストにより、従来のタスクに必要な要素を分解して取り出し、熟練ワーカーでなくてもできるようにしていることです。
あれ?なんかどこかで聞いたことある?フォードの製造ライン方式が代表ですが、製造業においては何度も繰り返されてきた「生産性向上」改革と同じです。これが、ITの力で従来型のサービス業においても可能になったということなので、「うまく使えば」サービス業ワーカーの効率を上げ、賃金レベルをあげられる可能性もあります。
ただ今のところは、ひたすら人手不足対策として供給を増やすことが目的で、モノの運送だと組合との軋轢が心配です。
オンデマンド労働については、まとまったレポートを書きました。公開されたらお知らせします。