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記事を執筆した川端です。新興国企業のグローバル展開が急速に進んでいます。取りあげたい企業は沢山ありますが、今日は、病院ビジネスの巨人に成長したマレーシアのIHHヘルスケアについて取りあげました。三井物産も出資しています。

もはや、投資の流れは先進国→新興国だけでなく、「新興国→新興国」という時代に入りつつあります。日本企業もこうした動きを察知し、新興国企業と提携して、他の地域へ展開するという動きも出ています。これからのグローバル展開のトレンドとなる動きだと考えます。

>高橋さん ご指摘の通り、時価総額で比較しており、日本の医療法人は時価総額が分かりません。ここに挙げた国や新興国の場合は民間企業が病院を経営するのが普通です。また視点が異なりますが、日本の医療法人は非営利性など特殊な部分が多く、グローバルな横比較は難しいという点もあります。マレーシアなど多くの新興国の総合病院(除く公立)は、個人クリニックの集合体のようになっています。下記の記事も参考にして下さい。なお、日本の医療機関で積極的に外国展開しているのは徳洲会ぐらいでしょうか(ブルガリア、韓国、ブラジル)
「マレーシア発ヘルステックベンチャーBookDoc。医療予約難民を救えるか」
https://newspicks.com/news/1365059

追記:IHHはクアラルンプール総合指数と比べて、かなりアウトパフォームしている銘柄です。
まだIHHの病院に行ったことないけど、文中にあるバムンラード国際病院は凄い。建物5つ星ホテルみたいで通訳だけで数百人いて、世界中から患者集めている。東南アジアの先進的な病院に行くと、日本の医療もサービス業としてもっと色々なことできると感じる。
投資の流れが「先進国→新興国」一辺倒ではなく、「新興国→新興国」も出てきているというのは新鮮。ここ最近は便宜上はともかく先進国と新興国で区分するのが不自然になっているのを感じます。それだけ先進国にGDPが近づいている国が増えたということでもありますし、一方で新興国内でも経済成長の速度に差が生まれているということでもありますね。
マレーシアのIHHヘルスケアは既に時価総額で世界3位の規模とのことですが、現状でカバーしているシンガポールをはじめとした国の平均年齢を見ても、高齢化がこれから進行していくわけですから、需要の高まりに大いに期待できるかと思います。
ここに30%の株式保有している三井物産は良い出資でしたね。
ランキングに日本の病院が無いのは社会福祉法人とか医療法人だから時価総額換算出来ないためでしょうか?

済生会とか売上6,000億円くらいあると思うのですが。
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/203755/

(追記)
川端さん、補足ありがとうございます!!
一般的な出生率の理解では2を切ると自然減、2より上だと自然増。他にも移民とか戦争とか乳幼児死亡率とか要素はあるけど。
東南アジアの中での先進国たちも高齢化が進み始めている。
日本のビジネスピープルにぜひ読んでいただきたい記事です。新興国のビジネスのダイナミクスさが伝わるはずです。

そして医療について言えば、「先進国での高額な医療費を回避するために新興国のしっかりとした病院で治療を受けるという動きが出てきています。」とありますか、そのぐらい充実しているのです。

実施に私も駐在や出張時にお世話になったことがありますが、新興国の私立病院の充実ぶりと言ったら! 特にサービス面はとても日本の普通の病院はかなわないでしょうね。

言葉の問題を心配する方もいるでしょうが、どこでも基本的に英語は通じますし、日本語の通訳がいるところも少なくありません。
私もクアラルンプールの石油会社ペトロナスが運営する病院で注射をしたことがありますが、清潔で日本と遜色ありませんでした。全ての病院がそういうレベルではないとは思いますが、徐々にレベルは上がっていくと思います。ただやはり英語ができないとちょっと不安ではあります。日本人が海外で診療を受けるのはそこに壁があるような気がします。
以下内容は全然認識が違いました。

「先進国での高額な医療費を回避するために新興国のしっかりとした病院で治療を受けるという動き」

ぼーっとしてたら、あっという間にアジアが別世界になっていそうだ。。アンテナはることとと、それ以上に実際に動いてみないと。
新興国×ヘルスケアは社会インパクトも大きく、ビジネスチャンスとしても非常に大きい。
シンガポールの人口ピラミッドは早晩、日本と同様になることに驚きました。
この連載について
高い経済成長を実現し、世界中から注目が集まるASEAN(東南アジア諸国連合)。インドネシア、タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ブルネイ、ラオスの10カ国からなる成長マーケットは今、どのような状態にあるのか。シンガポールに駐在するASEANエキスパートが旬な話題を現場から解説する。
三井グループの総合商社大手。生活産業、化学品、エネルギー、金属資源、機械・インフラ事業などを展開。特に鉄鉱石、原油の生産権益量で高いシェアを有するなど、金属資源分野に強みを持つ。
時価総額
10.8 兆円

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