夏野剛が斬る『スティーブ・ジョブズ』、米国での評価は?
コメント
注目のコメント
こちらで映画の評論を始めさせていただくことになりました。
スティーブ・ジョブズはきっとまた、ことあるごとに本や映画、演劇になっていくのだと思いますが、この映画は「演劇」として観る映画だなと思いました。分かりやすさはないし、早口だし、違和感を感じることも少なくないけれど、役者の演技が素晴らしく、何をどう受け取るかはこちら次第という意味で。ある意味不親切でジョブズっぽい映画ですね笑アカデミー賞狙いで父と娘の確執とか友人、かつての同僚との争いみたいなところにフォーカスしすぎた割にNextSTEPとかNewtonとかapple IIとか相当なマニアでないとわからない舞台装置が使われててチグハグな印象。Nextcubeは未来のiPhoneだし、Newtonのスタイラスペンのくだり、娘のでかいウォークマンなど色々と伏線は張ってあるんだけど、いったいターゲット客のどれ位が理解できてるんだろう?私はわかるけど私みたいな層にとっては娘とのエピソードは1/10でお腹いっぱい。
『スティーブ・ジョブズ』はセリフの応酬が橋田壽賀子ドラマ並みに見どころです。主要人物の名前が頭に入ってないと楽しめないかもしれません。
……という私はまったく入ってなかったので、マンガ『スティーブズ』で予習しました。こちらもおすすめです!
せっかくなのでマンガの方もレビューをご紹介↓
・スタートアップが潰れるのはキャッシュがなくなったときじゃない!それがいつかは『スティーブズ』が教えてくれる。
http://honz.jp/articles/-/40971
・スタートアップはこれを読め!オレたちが世界を変えるんだ!
http://honz.jp/articles/-/40973
・経営者が「金を出すこと」以上の誠実さはあるか!!
http://honz.jp/articles/-/42051