(ブルームバーグ):米グーグルのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、親会社アルファベットから約1億9900万ドル(約230億円)相当の制限付き株式を付与された。同氏は今年、上場会社の経営幹部で最も高額な報酬を獲得する一人となる。

アルファベットが5日提出した届け出によれば、ピチャイCEOは3日にクラスA株式27万3328株を付与された。同氏は全株式を一括で受け取ったのではなく、CEO職を継続した場合、2019年末まで四半期ごとに付与される。

ピチャイ氏はグーグル共同創設者ラリー・ペイジ氏の腹心で、グーグルが昨年組織を再編し持ち株会社「アルファベット」を新設した際にグーグルのCEOに就任した。ブルームバーグがまとめたデータによれば、今回はグーグル経営幹部への報酬として過去最高額となる。経営幹部への株式付与は監督当局に届け出る必要がある。

届け出によると、モルガン・スタンレーから昨年移籍したルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は3830万ドル相当の株式を付与された。ピチャイCEOと同様の条件で受け取る。

アルファベットの広報担当にコメントを求めたがまだ返答は得られていない。

グーグルは通常、幹部に対して2年ごとに株式報酬を付与する。同社は「幹部にビジネスを長期的展望で見ることを奨励する」戦略だと説明した。

原題:Google CEO Pichai Receives Record $199 Million Stock Grant(抜粋)

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 楽山 麻理子 mrakuyama@bloomberg.net; 東京 守護清恵 kshugo@bloomberg.net 翻訳記事に関するエディターへの問い合わせ先: 山広 恒夫 tyamahiro@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク Anders Melin amelin3@bloomberg.net; ニューヨーク Caleb Melby cmelby@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Brandon Kochkodin bkochkodin@bloomberg.net