1年続いた原油安、生産はわずか0.1%の減少-ウッド・マッケンジー
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コストが何を示しているかの問題。減価償却とかまで含めればマイナス(会計指標では営業利益とかEBITベースで赤字)でも、それを除けばプラス(同様に営業CFベースやEBITDAベース)となることがある。減価償却は、生産を止めても発生する固定費なので、会計利益的にはその方がメリットがあると判断したり、債務返済のための資金を作る必要がある場合もある。もちろん、一番良いのは生産停止して、固定費も削って(=人員削減)、市況が回復してまた生産するのが一番実入りはよいが。
なお、人員に関しては、雇用統計で資源系だけはずっとマイナスでここしばらく推移している。なので、固定費削減は進めていることが分かるが、それは主に初期採掘が減っていて、生産側ではあまり減っていないというのが実態だろう。
なお、価格変化から生産量減少まで時間軸でラグがある。下記調査によると9ヶ月。昨年11月頭までは50ドル近辺だったこと考えると、今年の夏くらいに生産量が減少すると見込まれる。個人的には今の価格下落は行き過ぎだと思ってて、年末にはもっと回復していると思う(年末のチェックポイント)。20ドルなど極端な予想が出るなど、バブル(今回は下向きのバブル)の典型症状が出ている。
https://newspicks.com/news/1061192?ref=user_100438
注目のコメント
下記記事によると、最近、アメリカのリグ稼働数が減ってきている模様。
http://markethack.net/archives/51997957.html
そもそも、原油安の発端はOPEC、特にサウジなどがシェール革命で原油におけるシェアを伸ばしはじめた米国企業を排除するのが目的ではじまった。
そういう意味では、最近米国企業は採算が合わなくて減産しはじめ、ようやくサウジなどの狙いどうりになってきた。年内原油価格反転などもあるかも。