フィンテック時代、個人投資家は“ロボアドバイザー”を使いこなせるか
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注目のコメント
ロボアドバイザーについては日本では普及するための土台がまだ整っていない段階だと思います。
"一連の「ライフプランから始まる資産運用アドバイス」のアンバンドリング化が進むことが、注目を浴びているロボアドバイザーの前提"というのは正しくその通りだと思いますが、日本ではアンバンドリング化という細分化の前にそもそもがライフプランから包括的に資産運用の相談ができる受け皿が確立していません。
一方で、英米はとくにIFAや独立系のFPが根付いてきているので、この点は十分土台がある上でロボアドバイザーの役割が果たされるかと思います。
ここの土台となる部分を捻じ曲げて、大手の銀行や証券会社が現行の運用相談の延長線上でロボアドバイザーを利用しても、金融機関側の都合の良い使い方をするに過ぎず、顧客にとって本当に役立つ使い方は決してできないと考えます。
なので、まずは迂遠であっても土台作りから取り組む必要があるのではないでしょうか。ロボアドバイザーの年間の運用手数料比較
フォリオ 0.5%〜
エイト証券 0.88%〜
ウェルスナビ 1%
お金のデザイン 1%〜
マネックスセゾン 1〜1.5%
かなりのレッドオーシャン。ロボのアルゴリズムやロボを作っている中の人には「過去運用実績」が無い為、質では差別化できないから、最後は価格競争になり、アメリカのように手数料無料になり、既存証券会社のための集客ツールになるだろう。
そもそもETFがゼロになるが。
投資信託とETFの手数料、米でほぼゼロに
WSJ Japan 2016年02月02日
http://jp.wsj.com/articles/SB12572346946470444848304581515570415235418
つまりETFという具材は無料化が進み、ファンドマネージャーという料理人の腕(過去実績や三ツ星)が大事になるということ。
ちなみに先月のこのレポートがだんだん広まってきて、資産運用業界に関する基礎知識が広まっていった結果、知識が平準化されていき、それを土台として各所と議論がかみ合うようになってきたのを感じる。
↓
初心者でも分かる「資産運用業界との付き合い方」と「その未来」
https://hedgefund-direct.co.jp/column/index.html
Ⅵ.フィンテック革命と業界の淘汰ロボアドバイザー、個人的には要らないかな。
使いこなせるか?よりも、使い倒せるだけのバリューがあるシロモノなのか?まだ疑問です。
しばし動向を見定めたいです。
そうロボアドバイザーと言えば、某fintechベンチャーのCEOが、とある集まりで、
『いろんなfintechがあるけど、ロボアドバイザーだけはビジネスになると思わない。』
って、ぽろっと言っていたのを私はしっかりキャッチしました。忘れてないですよ(笑)