この連載について
「フィンテック」「ヘルステック」「エドテック」など、今、テクノロジーの力を使って規制産業を変え、新たなビジネスチャンスを生み出す動きが活発化している。各業界の規制が既得権をもたらし、それゆえ国際競争に遅れをとっているとも言われるなか、果たしてテクノロジーは業界の未来を変えるのか。新興プレーヤーやそれを迎え撃つエスタブリッシュ企業、規制に精通する学識者への取材を通じて、規制産業の行く先を考える。
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どの業界にも言えますが、大企業のスタートアップの巻き込み方次第で、〇〇テックの勝敗が変わってくるのではないでしょうか?
銀行員をやっていた頃、銀行のサービスは本当にUXUIがひどくて、振込用紙一つをとってもよく利用するご高齢の方にとっては分かりにくいし文字が小さい。また、短期的に利益を上げる投信や保険などのセールスに比重が大きく置かれており、もっと真面目に融資と為替という本来業務をやるべきだと思っていました。
ただ、フィンテックをきっかけに銀行がいまのサービスを見直すのは非常に良い機会で、これを逃したり、もう少し様子を見ようなんて悠長なことをしているとおそらく5年後に残らないのでしょう。
たしかに傾向としてはその通り。ただ、残念ながら堅牢でしっかりしたものを設計するのに長けているというのも眉唾ですね。仮に堅牢なものがきちんと仕上がっているとすると、それにしてはシステムトラブルが多過ぎるように感じているのは私だけでしょうか。最先端技術の金融システム上での実用化と合わせて、従来システムの強化を忘れないようにしていただければと思います。
一方で明確に足りないのはオーナーシップとスピード感。オーナーシップは個人ではなく仕組みの問題でもあり、株式インセンティブや転籍含むコミットをきっちりさせられるか。
強みと弱みは表裏一体なので、どうバランスを取った経営をするかがベンチャーと大企業の勝負の分かれ目となる。