「スマホ市場の鈍化鮮明。企業の格差でる」(アルプス電気社長)
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日本航空電子とアルプス電気が業績を下方修正した。両社とも、スマホ、クルマ向けが多く、注目されるところである。特に、前者は、アップル依存度が高いと推定される。なお、説明会などには、まだ参加していない。
日本航空電子は以下
売上 2030→1790億円、OP 270→176億円、NP 170→125億円
3Qも、売上460億円 OP47億円と、やや減速だが、4Qは、売上360億円、OP5億円と急減速。
アルプス電気は以下。
売上7780→7750億円、OP 605→525億円、NP 485→430億円
3Qは、売上1915億円、OP 127億円と減速、4Qは、売上1881億円、OP77億円と急減速。
ただ、OPの中身は異なり、部品も厳しいが、子会社のアルパインがOP 70→45億円と大幅減。
電子部品だけだと、3QのOP 101億円に対し、4QのOP70億円であり、日本航空電子ほどではないが、アルパインが厳しかった。
やはり、iPhoneが、1-3月に半減が大きく効き、クルマも、中国景気や、VWの影響などがあるだろう。これからいえば、Nidecは、健闘だし、明日以降、部品系が出るが、注視だろう。来上期は、かなりOPは厳しく、y/yで半減だろう。若林さんのコメントが助かる。電子部品、コンデンサなどEMC制御系の会社ではなく、金型使った部品や機構系のところでは下方修正が発生している。EMC制御系のところ(村田とか)でどうなっていくか。
<追記>前場引けでの株価。というわけで、電子部品全体に株価下落広がっている。業績に暗雲が漂っていることは分かっているが、実際に数字が出ると確認して下がるパターン。「それでもどうにかなる」という楽観があったのかなぁと。一方で、村田とかが強い数字を出して来れば、また動きが変わるかもしれないが。
アルプス -15.37%
日本航空電子 -15.89%
村田 -4.87%
ミネベア -4.03%
日東電工 -3.69%
TDK -6.69%
<追記終>