スマホ置くだけで注文完了!帝人、飲食店でシート型ビーコンを初採用
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二次元通信シートは、うちの研究室の技術です。教授の篠田先生のもと開発されたもので、僕の博士論文は二次元通信でした。
篠田先生がベンチャーを立ち上げて、帝人さんと組んでやっているのは知っていましたが、今こういう形のアプリになってきているのですね。回転寿司などで、タブレットで注文するお店などはありますが、みんなスマホを持っているので、それを活用するのはいいですね。
なお、研究室では今この二次元通信の別バージョンの研究をしてまして、床一面を使った高速通信を目指しているところてす。飲食店でのバイトは、まず端末をスムーズに扱えるようになるまでが大変。ボタンからタッチパネルに変わっただけでも大混乱でした。外国語への対応というのもそうですが、1度入れ替えてしまえば、そういったオペレーション上のコストが大幅にカットされることになりますね。
よくあるNFCを使ったシステムのイメージで考えてたので、なぜシート型「ビーコン」なのか???でしたが、帝人のWebで「セルフォーム」の説明を読んで理解しました。
http://catalog.teijin.co.jp/template.phtml?id=205&pid=5
注文の機能はすべてアプリ側が持っているんですね。このシートは、どのレジなのかを特定できる情報をスマホに送信するだけ。そして、スマホのアプリがインターネット経由で店舗のレジシステムへ注文を送信する。
写真のキャプションに「1枚のシート上で異なる言語対応が可能」とあり、紛らわしいですが、多言語対応はアプリ側の話で、シートはIDを送信するだけなので言語なんか関係ない。
iPhoneにもNFCが搭載されたので、これから、このシート型ビーコンを商業的展開していくより、NFCありのiPhoneが普及するほうが早いでしょうね。NFCなら注文と同時に支払もできるので、機能的にも上ですし。少なくともスマホで利用するユースケースでは、あまり将来有望であるとは思えません。
帝人のWebページにあるように、PCで利用するユースケースなら可能性があるかもしれません。(PCは将来的にもNFC搭載が一般的にはならないと思われるため)