(ブルームバーグ):米グーグルがプログラミング言語「Java (ジャバ)」の使用料を払わずに使ったとして米オラクルが同社を相手取り損害賠償を求めている訴訟で、オラクル側弁護士はグーグルが基本ソフト(OS)「アンドロイド」で310億ドル(約3兆6500億円)の収入と220億ドルの利益を上げたと指摘した。グーグル側はこの数字を公表すべきでないと主張している。

グーグルが厳重管理していた財務情報は1月14日にオラクル側弁護士が裁判で明らかにした。グーグルは同弁護士の陳述が部外秘の内部財務諸表に派生する情報に基づいていると指摘した。

オラクルのアネット・ハースト弁護士はこれまで公表されたことのないアンドロイドの収入と利益について取り上げ、判事に「異常な規模の営利性」に注目するよう求めた。

グーグルは今月20日、「弁護士しか見ることのできない極秘」と記された文書からオラクル側弁護士が「極めて慎重に扱うべき情報」を不適切に開示したと主張し、サンフランシスコの連邦地裁判事に先週の審理の公式記録の一部について編集・封印を要請した。

オラクルの広報担当、デボラ・ヘリンジャー氏は法廷での情報開示に関してコメントを控えた。


原題:Google’s Android Generated $31 Billion Revenue, Oracle Says (1)(抜粋)

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