英バークレイズ:日本の現物株取引業務から撤退、約80人を削減
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なんと…これまでも下記のように縮小と拡大はあったが、撤退まではしていなかった。一気に80人というのはかなり大きい。個人の力量がどうこうではなく、撤退が決定事項、自分でどうにもすることができない決定というのは何とも言えない。
有名な方だとストラテジストの北野氏、セクターアナリストでは精密の中名生氏、自動車の吉田氏、化学の山田氏あたりだろうか(自分が見てたことがあるセクターに偏っているが…)。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MQ2XIP6JIJYF01.html「現物株式ビジネスから撤退することが、複数の関係者への取材で明らかになった。日本株のアナリスト、セールス、トレーダーなど約80人が削減の対象」とありますところ、株式のリサーチ・アナリストがいないと株式の引受業務は実質的に行えないので、M&Aアドバイザリーや株式引受業務といった狭義の投資銀行ビジネス(伝統的投資銀行業務 = Classic IBD)にも影響は必至かと思います
バークレイズと言えばFinTechの旗振り役。規制当局との関係づくりが面倒な日本に魅力はないでしょう。昨年秋に来日したバークレイズの担当者の話を聞く機会がありましたがそこでも日本は勇気を持って規制緩和をというのが話題になりました。FTの報道によると韓国、台湾、ブラジル、ロシアからも撤退ということですから、バークレイズも昨今のオイルマネー撤退でかなりのコスト圧縮を求められており日本国内の問題だけではありませんが、一方で厳しい情勢にあっても海外勢にも魅力的な日本市場であって欲しいと願うばかりです。アジアでのイニシアチブをとるためにも。