[北京 19日 ロイター] - 中国国家統計局によると、2015年の発電量は前年比0.2%減の5兆6180億キロワット時だった。前年から減少したのは1968年以来となる。

12月は通常電力需要が高まるが、発電量は前年比3.7%減の4910億キロワット時にとどまった。

大気汚染が悪化するなか、水力発電などのクリーンエネルギーが増加する一方、石炭火力発電は減少している。

2015年の火力発電は2.8%減の4兆2100億キロワット時だった。発電量全体に占める割合は前年の76.96%から75%に低下した。

水力発電は4.2%増の9960億キロワット時。全体に占める割合は17.3%から17.7%に上昇した。

業界データによると、火力発電所の稼働率は2015年に過去最低を記録した。また、業界推計によると200ギガワットの過剰生産能力がある。

*内容を追加し、写真をつけました