[15日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)が15日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(1月12日までの1週間)によると、主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する投機筋のドル買い越しが3週連続で減少した。 ドルの買い越し額(CFTCの発表に基づいてロイターが算出)は252億9000万ドルで、前週の287億8000万ドルから減少し、2カ月半ぶりの低水準となった。

原油相場安や中国株式市場の下落を背景とした市場の混乱を受けて、投資家らの間では、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化する、との見方が広がっている。

こうした市場の混乱で安全資産の円が買われ、直近週の円の買い越しは2万5266枚で、前週の4103枚から急増し、2012年10月以来の大幅な買い越しとなった。

ユーロの売り越しは、14万6451枚で、前週の16万0643枚から減少した。