台湾総統選“圧勝”蔡英文の「真の敵」
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注目のコメント
手前の拙原稿ですが、蔡英文政権の台湾は、日本にとっても僥倖です。うまくつきあってほしい。日本政府としてきっちりパイプを太くして、四年のみならず二期八年を務められるようにサポートした方がよいと思います。彼女は中国にも冷静に対応できるバランス感覚がありますが、その思想の根底に一辺一国論があります。八年務めあげられれば、台湾の国家アイデンティティをかなり確立することができるやもしれません。勝利宣言でも日米政府への支援を期待しています。日本は東アジアの激変期であるという意識をもって、台湾の国づくりに協力した方がよい。台湾の国家アイデンティティが確立されれば、尖閣問題は当面の危機状況からかなり安定的になると思います。台湾が尖閣は台湾のものであって中国のものでない、と言える立場になればよい。
政治家になってわずか10年で総統に。まさに時代が彼女を求めたという事でしょうか。これからの台湾に期待です。エリートだけど愚直で真面目。下記の記事とあわせて読むと、蔡英文の素顔が見えて来ます。
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進化する台湾人、蔡英文の実力
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/011500208/台湾のジャンヌダルク、というと少しニュアンスが変わってしまうかもしれないが、台湾を、そして東アジアを変えうる可能性を持った女性リーダーだと思う。真の敵は、中国にあり。あまりにも強大な敵に、蔡英文がどう果敢に立ち向かっていくのかが楽しみです。
"このことからも分かるのは、民進党が本当のライバルとして戦っていたのは国民党ではなく、中国であったということだろう。蔡英文は当選後の勝利演説でもこの事件に触れて「私が総統になった日には、誰一人として自分のアイデンティティを理由に謝罪をする必要がないようにします」と訴えていた。「台湾を団結した国家にする責任がある!」という宣言に表現されるように、彼女が目指し、台湾有権者が望むのは、政党や派閥による内政のいざこざではなく、国家としての団結であり、それは中国に対する危機感から発するという見立ては間違ってはいない。"