【佐山×堀江×楠木】「ハートのある投資」はきれい事か

2016/1/14

「ハートのある投資」は可能?

佐山 次のテーマは、「ハートのある投資」は可能か。これはね、堀江さんにだいぶ言われたんです。
楠木 きれい事ではないのか、と。
堀江 僕、そんなに言いましたっけ?(苦笑)
佐山 これ、マジで思っているんですよ、私。
楠木 これは本当に、成果を出すための重要な手段として。
佐山 最重要だと思うんです。
楠木 全然きれい事じゃなくて、これこそ一番儲かる可能性がある。
佐山 けれど「儲けるためにやっているのではない」って言うと、堀江さんにいろいろ言われるんです。でも結果がそうなんですよ。結果として儲かる。
楠木 少なくともスカイマークを取ってみれば、ああいう局面でああいうかたちで投資して、ハートがなかったら絶対うまくいかないですよ。
佐山 いかないです。
楠木 佐山さんに限って言えば、それは「あり」だけども、そういう方法を取らない投資家もいっぱいいるわけでしょう?
佐山 そのほうが多いです。
楠木 汎用性はないと思いますけどね。「ハートのある投資」は。
佐山 それを変えようとしているんです。堀江さん、どうですか。
堀江 なんで僕に振るんですか(苦笑)。
楠木 堀江さんだって投資家なわけですよね、お仕事として。
堀江 投資家もやっています。
佐山 ハートがないんですか。