シャープ再建は国主導で 革新機構、2000億円出資 最終協議
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注目のコメント
<さらに>
・韓国の液晶等の拠点パジュは、北朝鮮に近くリスク。
・JDIやシャープの労組や持株会、年金基金は、株主としての立場から、何か言うべき。
・鴻海は堺の譲渡金額次第。
<蛇足>
最終赤字は3000億円くらい?
<追伸>
あと、堺はどうするのだろう。1/3はシャープ、1/3はテリーゴー個人、1/3は凸版やDNPなど。INCJがシャープを、液晶も含めて買った場合、堺への取引や大型TV向けもある。JDIは、大型TV向けは不要なはずで、そこは堺が引きとるのだろうか。また、TVのセットやモジュールもあり、いずれにせよ、鴻海と何等かの合意が必要。
安東さんの話は、鴻海の5000億円がなければまだわかるが、5000億円をけって2000億円だか(液晶は不明だがいずれにせよ少ないはず)という少ない方を選ぶ合理的な説明が、他の株主や国民にすべきではないか?
鴻海は堺を黒字にした実績もありリストラもしていない。今回もマスコミには、そう説明している。競争力を云々するなら、堺から既に技術は出ているし、NECが撤退した時点で技術は中国の天馬に移っている。堺にもない技術があるとすれば、IGZOとLTPSだが、IGZOは、シャープではなく、SELあるいは細野先生ので後者はサムスン。LTPSはK1の一部。
他方では、海外のマネーや投資家を呼ぼうとしているのに、競争力がないハイテクだけ拘るのは経産省?の時代錯誤であり、政府のダブルスタンダード。
NPのプロピッカーの政治家や役所の方のご意見を聞きたいところだ。
<元>
シャープ本体を東芝の白物と一緒にしてINCJが2000億円というのはまだわかるが、分社化した液晶に90%出資してJDIというのは、理解しがたい。おそらく液晶分社の価値は1000億円もないだろうが、それに対し、鴻海は5000億円も出すといっているのに。かつ、JDIと一緒になれば、この厳しい液晶でOLED化で共倒れ。
その場合の税金が無駄になり、JDIもダメにしてしまう。
かつてNECエレに、海外ファンドが1兆円出すといっていたのに、断り(組合も賛成だったのに)、大赤字を出して、リストラ、ルネサスと統合、そして、今や旧NECエレの工場は、山形はソニー、滋賀はローム、山口は閉鎖。
これと同じ愚を繰り返すのか。
また、これで世界の資本市場、投資家は、おかしな国だと思うだろう。シャープ液晶分社したところに産業革新機構がいくら出資するのかは記事からだとわかりづらい。中小型液晶パネル事業に2000億円投入だと、投資は死に金になりそうな気がするがそういうわけではない、と。
シャープが液晶分社した場合に「誰が」経営の舵取りをするのかにもよって状況は変わりそうだが。シャープ出身者では過剰生産、過剰在庫に悩み続ける状況は変わりそうにないので、機構が選んで送り込むのだとは思うが…
シャープは鴻海が買収した場合に雇用が維持されない可能性を示してこれを断る方向に記事からは読めるが、この状況でそれが正しい意思決定なのかは疑問が残る。
なぜ?革新機構が投資するかといえば、ジャパンディスプレイの対抗軸となりうるシャープの液晶パネル事業がみすみす外資(鴻海)に渡るよりは、JDIに取り込んで、液晶パネルが陳腐化するまでの「時間を買う」ための投資決定かと思う。鴻海に買われるよりはマシ、と。
鴻海が買った場合はGISと深セン鴻海の組合せで誰も追随出来ない液晶パネルやカメラモジュールからセットまで一気通貫で出来る組立屋が生まれてしまうので…。
シャープの中では亀山第一と第二だけが必要だろう。JDIが買えば、白山は有機ELに集中、亀山第一をLTPSとして再投資、亀山第2は車載専用工場にして鳥取G4.5と東浦G4.5を閉めて人員と工程構成を再構築する。亀山第2は車載に注力し中国や台湾の5Gでやってるところを突き放せばかなり骨太な戦略になる。シャープの残りの工程は全部閉鎖かな。