現地から読み解く、シリコンバレーのトレンド最前線(松村太郎)
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少し前にもてはやされた技術トレンドが、あっという間に変化してしまい、あれだけ熱狂していた界隈も今や無かったことになっていたりと、技術トレンドの変化はますます速くなった。
大局で見れば(あるいは直接開発に携わっていない外側の人たちから見れば)、大きな変化が望めそうにないように見えるかもしれない。
しかし開発の現場では大きなパラダイムシフトを何度も食らい、そして今年も食らうだろうと思っている。
昨年2015年だけで、弊社では大きな技術変更を3回も行った。
1)サーバサイドをJava&PHP混在→さらにScalaも混在→Haskellに統一
2)フロントエンドをDart→Reactjs→Elm
3)DBをMySQL→Neo4j
そして予想外だったこのDockerの盛り上がりを見て、Vagrant&Chefに夢中になったのも今や昔感があるくらい、変化はますます速くなってきているような期待感と怖さの入り混じった高揚感を覚える。
このあたりは株式投資と違って、皆が良いと思うものに乗るという判断基準だけでは不十分で、真の有識者の方々のご意見も踏まえつつ、自ら試し評価することが重要だが、変化が速くなるにつれ、その判断に費やせる十分な時間がどんどんなくなってきて、もはや試すことすら許されなくなってくるほど変化が速いのは厄介だ。
しかし一方でその変化の速さはチャンスでもあるので、正しい評価を行える審美眼を鍛える良い機会だと捉え、どんどん試していきたい。IFTTTのレシピは全然知らなかった、ウェブサービスを簡単に連携させる面白いツール。入門的に読んでわかりやすかったので共有、こりゃ便利だわ。
http://hoomey.net/ifttt_study_1/【日本で実現しているものを、明示的に「IoT」「スマート」と再定義して世界に問うアプローチ】
これを人はマーケティングメッセージの変更と言う。
量販店の家電売り場ではなくApple storeのIOTコーナーに並べてみる、とか。