日本交通に入社。1900億円の負債に「ノアの箱舟」作戦を決行
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家業でもがく私にとっての最大の援軍、それは瀧本哲史さん(京都大学准教授、講談社「僕は君たちに武器を配りたい」著者)でした。なんと、家業でもがく元同僚を見かねて、マッキンゼーを辞めて日本交通に入社するという、振り返ると信じ難い決断をしてくれたのです。
それから3年、日交マイクルの1台目のタクシーが出庫した時は思わず2人で泣いてしまいました。日本交通の人事では、周りから慕われている調整型の部長を周りから恐れられているが正しい判断のできる部長に替えたり、多くの事を一緒に決断し、実行してゆきました。たくさん間違えました。上手くいった事もたくさんありました。実行し続けられたのは瀧本さんが「精神安定剤」としての役割を果たしてくれたのが大きかった、、、「ねぇタッキー、これってあり得なくない?絶対変えたほうがいいよねぇ?」「そうですよねー、ちょっと分析するとこうした方が良いかと。」とか。金曜夜にピザ屋に籠って議論してたら、あの二人はデキていると社内で悪い噂が立ったり(笑)
多くの人が応援してくれました。多くの人がアドバンスをくれました。でも、自分の時間を使って実際に行動を共にしてくれる人はサスガに少なかった。瀧本さんが1番助けてくれた。この事実を、感謝を込めてここに記したいと思います。川鍋氏がPickのコメントで取り上げられている瀧本君。彼が日本交通を立て直すのに大きな功績があった事は聞いていたけれど、彼自身、そういったことを具体的に話して自慢する人ではないので、今回、具体的にどういう事だったのかが垣間見え、流石、彼だなぁと思いました。
瀧本君は私の大学の同級生で、それこそ、マッキンゼーのサマーインターンで出会いました。今までに、彼ほど頭が良いなぁ…と思う人を私は見た事がありません。色々な判断は冷静かつ合理的なのですが、人柄がとても暖かく、行動で示してくれるので、言葉に嘘がない素晴らしい人です。
お二人の力が合わさって、立て直しに成功したのですね…ヤバい会社って本当に雰囲気悪いんですよね。まずは小さいスタートでクイックウィンを取らないことにはその雰囲気が変わらないので大きい施策をやっても上滑りして上手くいかないという…
私も最初は上滑りしまくってました…あるべき論で突っ走るも、社員からの信頼がないので事業特性上抑えるべき要素についてのフィードバックを得られず、実行度合いも低くなり、結果失敗してしまい「ほら見たことか」となるという…
駄目な会社を変えるためにまず必要なのはそこで長年働いてきた社員に対するリスペクト、そして信頼を勝ち取りリーダーになること。そして最初は小さくても良いので成功体験を共有し、経営者ではなくて社員の手柄にして会社を盛り上げていくこと。それを続けると会社の雰囲気はガラッと変わり「会社が良くなるために本質的にやるべきこと」に取り組む準備ができる。