往年のトップアナリスト2人が提言する「商社の生きる道」
2015/12/29
「商社3.0」の行方と各社の戦略を考えるためには、今を見るだけでは不十分だ。未来を見通すには、歴史的な視座が必要となる。
過去、商社業界を見てきたトップアナリストの目に、今の商社業界はどう映っているのか。そして、各社の差別化のカギはどこにあるのか。
日経金融新聞人気アナリストランキング商社部門で1999年より9年連続で第1位を獲得し、現在、いちごアセットマネジメント副社長として、投資家の立場から商社業界を見ている吉田憲一郎氏。
UBS証券で商社業界をカバーし、現在は、フロンティア・ターンアラウンド・マネージング・ディレクターとして商社などにM&Aのアドバイスを行う古谷元氏。
往年のトップアナリスト2人が「商社の生きる道」を提言する。
【吉田憲一郎/いちごアセットマネジメント副社長】
1985年一橋大学商学部経営学科卒業。同年日興リサーチセンター入社。1996年ソロモン・ブラザーズ・アジア証券(現日興シティグループ証券)入社。その後、ゴールドマン・サックス証券、SMBC日興証券を経て現職。日経金融新聞(現日経ヴェリタス)人気アナリストランキング商社部門で1999年より9年連続第1位。米Institutional Investor誌商社部門で2002年より6年連続第1位、2013年All-Japan Hall of Fame。2012年一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ICS)卒業。著書に『商社』(日経文庫)、『脱デフレで日経平均2万円がやってくる』(徳間書店)などがある。
1985年一橋大学商学部経営学科卒業。同年日興リサーチセンター入社。1996年ソロモン・ブラザーズ・アジア証券(現日興シティグループ証券)入社。その後、ゴールドマン・サックス証券、SMBC日興証券を経て現職。日経金融新聞(現日経ヴェリタス)人気アナリストランキング商社部門で1999年より9年連続第1位。米Institutional Investor誌商社部門で2002年より6年連続第1位、2013年All-Japan Hall of Fame。2012年一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ICS)卒業。著書に『商社』(日経文庫)、『脱デフレで日経平均2万円がやってくる』(徳間書店)などがある。
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この連載について
今、商社業界は大きな岐路を迎えている。手数料ビジネスで稼いだバブル崩壊前の時代(商社1.0)から、2000年代以降、資源を中心とした投資ビジネスへと比重をシフト、純益規模は一気に膨れ上がった(商社2.0)。しかし、その後、資源価格の下落が続き、各社とも減損を計上。商社各社は、商社3.0ともいうべき新たなビジネスモデル創出へ向け、もがいている。商社3.0の時代の商社のビジネスモデルとは何か。資源の時代は本当に終わったのか。新たなモデルを模索する大手商社の2020年に向けた戦略を探る。
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