「2040年になってもクルマの94%はまだ化石燃料で走っている」 OPECが予測
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なかなかめでたい予測。
本当ならば、悲しいところだが、最近、ことごとく予想なるものを外し、自ら痛い目に合っているOPEC諸国。恐らく彼らの予測通りには世界経済も、エネルギー需給も進まないだろう。
バイオ燃料の普及はさらに進み、信頼性も向上しているだろうし、やはり水素や電気自動車の普及は進んでいるだろう。
もし、電気自動車の電気を何から作っているか、というところまで議論を広げるなら、化石燃料起源のものは、まだそれなりにあるかもしれないが、94%は言い過ぎにもほどがあるだろう。
あとは、PHVも含めて、どれだけ”一応ガソリンも使う”ハイブリッド車が2040年に走っているかでしょうか。あ、あとはクリーンディーゼル。
それでも94%はないでしょうね。PHV(レンジエクステンダー)も「化石燃料で走る自動車」に含める、つまり除外するのは、ピュアEVやFCVだけなのであれば、94%もあり得ない数字じゃないと思う。
「トヨタ環境チャレンジ2050」でもCO2排出量を1/10にすると言っているだけなので、HVやPHVが94%でも、トータルのCO2 1/10すなわち化石燃料消費量1/10は達成できる。200kmの行程において、バッテリーで180km走って、残り20kmをガソリンで走る、ということでいいのだから。
<追記>
今後、インドやアフリカが自動車の成長市場になる。アフリカでは、家庭用電気の送電さえままならない状況なので、初めて購入する自動車がEVというのは当面ありえないだろう。
2040年までに「自動車」の分母が増え、新興国ではまずガソリン車であろうことから、「化石燃料車」の割合は案外下がらないと予想。