3代目に生まれて。「タクシー王」の祖父に眉の形を褒められる

2015/12/26
元麻布にあった2000坪の土地
小学校2年生から中学2年生まで、祖父と同じ敷地内で暮らしていました。
祖父の名前は川鍋秋蔵。ハイヤーの運転手から身を立てて、日本交通グループの礎を築いた人物です。
1928年にお抱え運転手から独立し、翌年には日本交通の前身「川鍋自動車商會」を設立。業界で初めて「おでこランプ」と呼ばれる看板灯をつけるなど、根っからのアイデアマンでした。
東京急行電鉄の事実上の創業者、五島慶太さんの後ろ盾を得ながら業界トップに躍り出て、「タクシー王」と呼ばれていたようです。もっとも、1970年生まれの私にとって、祖父はただの「怖いおじいちゃん」でしかありませんでしたが。
あの頃の家は今にして思えば、ちょっと驚くくらいの豪邸でした。住所は東京都港区元麻布。約2000坪の敷地に、芝生の庭が広がっていました。端の方には、ちょっとした森や池もある。ピッチングウェッジでゴルフのアプローチを練習するくらいだったら、楽々できたと思います。