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この是正には、法改正が必要だ。労働組合の抵抗が強すぎるし、メディアがアホだから「残業代ゼロ法案」とか叫んでいる。僕は、「残業ゼロ法案」と読み替えている。さっさと、裁量労働制にしようよ!
この議論はいつも問題なのは、生産性という言葉の独り歩きでもあります。金銭価値に変換されにくいおもてなし的な要素は、金銭だけで評価される社会よりもしかしたらよいかもしれません。
極論を言えば、他に選択肢がないので、全くやる気のないにいちゃんが適当に作って焦げて美味しくないステーキに30ポンド払わざるを得ない世界は生産性が高く、肉の表面まできめ細やかに整備された艷やかなステーキを2500円で食べれる日本は生産性が低いので、あまり額面通り捉えないほうがいいはずです。
別に意味はない数字とは言いませんが、誤解されすぎており、悪用されがちな数字なので少しポジション取りました。
追記
労働生産性を従業員一人当たりの付加価値額(人件費等)/労働者数とかより厳密な数値でやってるなら話は別なのですが、私の理解ではOECDの国際比較はGDP/労働時間とproxyになってるので、上記で指摘したような問題が大きくなると考えています。また製造業はGDPの2割にも満たないセクターです。異論ももちろんあるでしょう。 参考 http://www.oecd.org/std/labour-stats/41354425.pdf
不安があるから生産性のない居残り残業をする。
不安があるからパフォーマンスを重視する。
・・・等々。
ベースとなる生活不安を払拭することも必要ではないでしょうか?
(追記)
年俸制は魅力的なアイディアですが、「長時間労働」を評価する風土が変わらなければ、来年度の年俸ダウンを心配してムダな居残り残業やパフォーマンスが横行するような気がします。
サービス残業がバレたら労使共に処罰される法律くらいが必要でしょう。
サラリーマンも、自分が処罰される危険を犯してまでサービス残業はしなくなります。
日本の労働生産性を他のOECD諸国と比べるのは本当に意味がないと思う。
労働生産性=GDP÷就業者数なわけだが、
⑴ 日本は失業率が低い(分母が大きい)
⑵ 日本には不法労働者が少ない(分母が過小評価されてない)
⑶ 日本には国境を越えて通勤する人がいない(分母が過小評価されてない)
⑷ 日本のサービス業はクオリティが高い(分子が過小評価されてる)
これらの理由で、日本の労働生産性は実態よりかなり過小評価されてると思う。
国際比較の指標として問題だらけの数字に基づいて自虐的なことを言うのはどうかと思いますね。
労働生産性を上げるには自主裁量で仕事をさせた上で、評価で報酬を決めればいい。
そこに労働時間は不要。
逆に単純労働や低賃金の仕事は時給でいい。
そして時給の人こそ、厳しい基準で労働監督局が企業を厳しく見ればいい。
こんなに転職も自在で、情報も多い時代に
野麦峠や蟹工船を監視する目的の基準法が古すぎるんだ。
自主裁量が守られてるなら労働時間対価は生産性を悪化させるだけ。
ブラック企業も情弱な人に対して言えるのであって、クリティカルな仕事をする貴重な人材を抱える企業にはあり得ない話。
だってブラックならみんな辞めちゃうよ。
さっさとホワイトカラー・エグゼンプションを導入して、自主裁量での、仕事がなされてるかの監視をすればいい。
方法は明確なのですが、実行が難しいのです。。。
「同じ釜の飯」を食って、「戦友」のようになって、組織に対するクレジット(貯金)が一定程度貯まらないと、インナーとして受け入れてもらえない以上、時短などというのは論外です。