朝日新聞の仕事の依頼が、あまりにも専門家を軽んじていた件について
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注目のコメント
率直なところ「なんで怒るのかが全然わからない」というところ。
ぼくもフリーランスなんで似たような事はいくらでもあるけど、新聞社が別に高圧的に無理言ってきたわけでもなく、値段をちゃんと提示されてそれを断るか受けるかは自分次第ってそれ、ごくごく普通の商取引だと思うのですが。
自分の仕事に価値があると信じるのは良いことだと思うけど、自分で思う自分の価値と、他人が思う自分の価値にズレがあったからって他人を攻撃するのはナンセンスだと思います。この件、個人として生きている人と組織に所属して生きている人とで相当受け止めが違うと思う。
私自身は全くの個人で生きているので、すごくよくわかる。専門家を軽んじているというより、サラリーマン社会でしか生きたことの無い人達の想像力の無さに唖然とされられることが多いのだ。
さすがに原稿という成果物をタダでと言われたことは無いけれど、講演料なんかは「薄謝ですみません」としか言われなかったりするのはよくあるし(金額は知らされない。聞けば応えてはくれるんだろうけど、こちらから聞くまでこれが「対価」であることに思い至らないんだろうなと思うと聞く気も起きない)、ちゃんとした企業や大学などのしっかりした組織から「ボランティア的活動なんで、ボランティアでお願いします」と言われたりすることもある。そちらがボランティアなのはわかるけれど、それを他人に強要するのはおかしいなと思うし、組織人のいうボランティアはたいてい組織の仕事としてやっているので「追加利益」がないだけだろうと思うのだけれど。
私は学生さんとかから頼まれたらお金はいただかないけれど、しっかりした組織のくせに「予算がない」と言う担当者は、組織に所属しない人間への想像力とやる気が欠けているとしか理解しない。
人件費という目に見えない商品だとどう扱ってもいいと思っている、ホリエモンさんのいう「市場原理」が通用しない人たちは多いのだ。
ま、自分も会社にいた時は全く想像できておらず、当時きっといろいろな方にご迷惑をおかけしたんだろうなと思うので、そういうことを学べただけで、サラリーマン社会を早めに卒業してよかったと思うし、今やっていることは好きでやっている社会奉仕、と割り切ることにしている。