この連載について
今、商社業界は大きな岐路を迎えている。手数料ビジネスで稼いだバブル崩壊前の時代(商社1.0)から、2000年代以降、資源を中心とした投資ビジネスへと比重をシフト、純益規模は一気に膨れ上がった(商社2.0)。しかし、その後、資源価格の下落が続き、各社とも減損を計上。商社各社は、商社3.0ともいうべき新たなビジネスモデル創出へ向け、もがいている。商社3.0の時代の商社のビジネスモデルとは何か。資源の時代は本当に終わったのか。新たなモデルを模索する大手商社の2020年に向けた戦略を探る。
伊藤忠商事株式会社(いとうちゅうしょうじ、ITOCHU Corporation)は、大阪府大阪市北区と東京都港区に本社を置くみずほグループ(旧第一勧銀グループ)の大手総合商社。日本屈指の巨大総合商社であると共にアジア有数のコングロマリット(異業種複合企業体)でもある。 ウィキペディア
時価総額
5.02 兆円
業績

三菱商事株式会社(みつびししょうじ、英語: Mitsubishi Corporation)は、三菱グループの大手総合商社である。 ウィキペディア
時価総額
4.46 兆円
業績

三菱電機株式会社(みつびしでんき、英語: MITSUBISHI ELECTRIC Corporation)は、日本の大手総合電機メーカーであり、三菱電機グループの中核企業。 ウィキペディア
時価総額
3.37 兆円
業績

SMBC日興証券株式会社(エスエムビーシーにっこうしょうけん、英称:SMBC Nikko Securities Inc.)は、日本3大証券会社の一つである総合証券会社。株式会社三井住友フィナンシャルグループの子会社である。 ウィキペディア
三井物産株式会社(みついぶっさん、英語: MITSUI & CO., LTD.)は、三井グループの大手総合商社。三井不動産、三井銀行(現・三井住友銀行)と並ぶ『三井新御三家』の一つ。通称は物産。 ウィキペディア
時価総額
3.89 兆円
業績

この連載の記事一覧

楠木建「商社3.0なんてものはない」
NewsPicks編集部 519Picks

インフォグラフィックで見る、商社OBマフィアの全貌
NewsPicks編集部 229Picks

往年のトップアナリスト2人が提言する「商社の生きる道」
NewsPicks編集部 243Picks

OBが語る商社マン論。「今の商社では、本当のプロは育たない」
NewsPicks編集部 279Picks

三菱商事の“期待の星”、食ビジネスは世界でも稼げるのか?
NewsPicks編集部 155Picks

三菱商事の幹部。「資源の時代は終わった」論にモノ申す
NewsPicks編集部 203Picks

スライドストーリーで見る、三菱商事の「過去・今・未来」
NewsPicks編集部 198Picks

日本GE安渕代表「商社の課題はダイバーシティとスピード感」
NewsPicks編集部 195Picks

縦割り破壊。赤字OK。三井物産が狙う「商社流イノベーション」
NewsPicks編集部 169Picks

三井物産・安永社長「商社横並びの時代は終わった」
NewsPicks編集部 367Picks
オラムは、アフリカでは、カカオやアーモンド以外にも、小麦からコメからコットンからほとんどの輸出農業一次産品を扱っていて、サプライチェーンという意味では農場経営から食品加工までやっています。三菱商事の戦略にあったいい買い物のように思います。派生でもいろいろでてくるでしょうし。こういう20パーマイナー出資がミドルリスクミドルリターンかも。
伊藤忠の岡藤氏の功績については勉強になりました。攻め一辺倒でなくCFを重視してるということ。結局全社で見れば投資管理ビークルな訳で、どこまで数字をしっかり見るかは重要ですよね
資源だけでなく、食品、繊維など多様化させ、川上にも川下にもきちんと手を打つ。
三菱商事といえば、アメリカで鶏肉を大量に仕入れ日本で鶏肉食べる文化醸成のため、クリスマスにケンタッキーを流行らせた。
この川上川下の考え方を入ろんな業界に持ち込めばいいのかな
個人的には、今の商社がビジネスモデル変換をやる必要もないと思うし、資源が沈んでいるからと言って、過度にビジネスモデルといった言葉を使う必要もないと思う。投資対象のバランスを整えること、それを行うために財務・人事面の整備は、一般論として必要なのだろうが(自分が知見がないセクターなので詳細の状況は知らないので、上っ面のコメントです)。
"人力グローバルマクロ"な総合商社の未来を論じることは, マクロ経済の未来を論じることと同じ。だから色々な立場でどこに張れば良いかの見方が分かれます
一方、非資源領域への事業投資に注力し、今後ターンアラウンド等も手掛けるとなると、実態のビジネスモデルとしてはPEファンドに近くなる。
レバレッジとインセンティブがPEファンドほど極端に効かせられない中、グループ内シナジーと低資本コストを武器にどのように戦っていくか?
日本型資本主義の代表格として世界の投資家に認められるよう期待してます。
----
すでに仕上がったものに投資するよりも、うまくいっていない企業や案件に投資して、商社が入ってバリューアップするというのが本来必要な投資です。今までの商社は、できあがったものに投資し過ぎたのかもしれません。